親世代の経験や考えが、現代と異なるか知っていますか?
→ギャップを感じているなら、今を知ればよいと思います。
親世代の皆さんは、大学生になることは特別だったのではないでしょうか?
兄弟姉妹のすべてが大学生になれるとは限らず、女性の大学進学率も、現在ほど高くはありませんでした。
大学に行かせてもらったという感謝と誇りもあり、特別な4年間だと認識し、勉強に励んだ人も多いと思います。
また、4年間を好きなことが出来る期間と捉え、大学生活を自分なりに謳歌していた人も多かったのではないでしょうか。
しかし、今の大学生は違います。
18歳人口の減少により、大学は全入時代と言われるようになりました。
最終学歴が大学卒の人が増え、特別な人が行く場所から、希望すれば入れる場所に変化しつつあります。
もちろん学力試験がありますので、希望した大学に受かるとは限りませんが、大学生になるハードルは低くなってきています。
また、大学側も、受験者数を集めることに必死です。
定員割れを起こしている大学や学部も、増えました。
偏差値も下がり、指定校推薦入試など推薦入試の枠を見直す大学もあります。
今の大学を知る一つとして、大学は保護者との懇談会を実施しているところもあります。
教職員から直接話しを聞く機会ですので、積極的に活用されることをお勧めします。
所属学部の教員が参加していたら、学部の教育について、考えを聞いてみてもよいと思います。教員は、どのような人材の育成を希望し、教育しようとしているのか、4年後の子どもの未来のイメージを重ねる時間として活用してみて下さい。