「大学」とは、どのような教育機関だと認識されているのでしょうか。
文部科学省のホームページを見ました。
大学を作るためには、設置基準があり、
・教育のこと
・教員のこと
・卒業要件のこと
・施設のこと
・事務組織のこと
その他、たくさんの条件をクリアする必要がありました。
そして、「大学設置基準の概要」の中に「大学の役割に関する法令上の規定」があり、下記のことが書かれていました。
教育基本法(平成十八年法律第百二十号)(抄)
第七条 大学は、学術の中心として、高い教養と専門的能力を培うとともに、深く真理を探究して 新たな知見を創造し、これらの成果を広く社会に提供することにより、社会の発展に寄与するものとする。
2 大学については、自主性、自律性その他の大学における教育及び研究の特性が尊重されなければならない。
(文科省HP・大学設置基準の概要から抜粋)
ふ~。難しくなってきましたので、私がお話ししたいことだけにさせていただくと・・・。
大学は学術の中心として、高い教養と専門的能力を培う。
→だから授業は難しいし、簡単には単位は取れないよ
とともに、深く真理を探究して 新たな知見を創造し、
→さらに深く研究したり、新しい学問の発見をしたりして
これらの成果を広く社会に提供することにより、社会の発展に寄与するもの
→その学術や知識が社会の発展に貢献しなければいけない
と解釈しました。
この話、知っていると、大学で学ぶことの特別感を感じることが出来ませんか?
自分の学びが、社会のためになることに結び付いているということは素晴らしいと思います。
残念ながら、大学はこの説明を学生にしていません。
学生が文部科学省のホームページを見て調べるには、ちょっとハードルが高いと思いますが、保護者の皆さまが簡単に説明すれば、きちんと読み解くことができるのではないでしょうか。