米国株の上昇や為替の円高進行が一服したことなどから、東京株式市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は37800円台でスタートした後、じりじりと上げ幅を広げ38000円台を回復。前日の下げ分を取り戻した格好だが、先物主導となっていることから物色の方向性は見えにくい。プライム市場の9割超が上昇する全面高の地合いとなったが、売買代金は3.9兆円と4兆円台を下回った。

大引けの日経平均は前日比674.30円高(+1.80%)の38062.92円となった。東証プライム市場の売買高は17億3502万株。売買代金は3兆9630億円。業種別では、パルプ・紙、陸運業、非鉄金属、空運業、電気・ガス業が上昇した一方、銀行業、小売業の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は90.4%、対して値下がり銘柄は7.7%となっている。