2024年1月6日

今年は辰年ですが、去年は猫年でした。と、書くと・・・

「何を言ってるんだ」これは標準語ですが、関西地方の特に河内（「かわち」と読みます）方面のヒトなら「ワレ何しゃべくりさらしとんじゃい！」と、こうなります。

慣れないと「こわっ」と思いますが、現地在住の友人宅を訪問すると、玄関を開けた途端に「おー、よう来たのぉワレ、久し振りやんけ、はよ上がらんかい、ビールでも飲んでいかんかいワレ、はよせんかい、何さらしとんじゃいワーレー」という喧嘩腰のような挨拶が、普通の会話として日常茶飯事に成立しています。

いやいや、干支の件は「ベトナムでは」という注釈が付きますんですよ、これが。

しかし、まあ、私個人としては、今年も「猫」には拘りたい肖りたい稲刈りたいトコですね。

良い子のみんなには、ちょっと漢字の読み方が難しいかったかなぁ？

これはね「こだわりたい、あやかりたい、いねかりたい」と、読むんだよ。

「稲刈りたい」は、言葉のアヤだよー。

おーい、みんなー、分かったかなー？（© NHK Eテレ）

NHKと云えばテレビでは、元日からいきなり大変な中継に切り替わったり、翌日にはお笑いやバラエティ番組が徐々に放送され始めましたが、地震や事故の放送はともかく、個人的には特にお笑いやバラエティ、また駅伝やサッカーやラグビーを見たいと思わないので、ブログの投稿を拝見したり、退屈な正月に備えて図書館で借りてきた本を読んだりしていました。

で、その中に以前から注目していた書籍があったワケです。冒頭の画像はその本の

表紙で、新版「もっと知りたい、猫のこと初級編公式ガイドブック」「ネコに好かれたきゃ、これを見るニャ」「この一冊で猫のすべてがわかる」と、書いてあります。

猫好きのアナタなら、内容は既に合点承知の助で知っていて当然のコトが書いてあると推察します。

が、私、恥ずかしながら・・・・・このたび長年の島暮らしから帰って参りました。

島では専ら情報収集、後方攪乱等、日々任務の遂行だけを考え行動しておりました。

「恥ずかしながら」のフレーズが出てくると、この一件が忘れられません。この件を覚えておられる方は、昭和生まれのヒトだと断言して差し支えないでしょう。

あーあ、年頭からこの調子だと、我ながら今年の投稿が思い遣れますなぁ。

恥ずかしながら、のトコロに戻って続けます。私「ねこ検定」というコトがあることを、全く知りませんでした。が、いきなり目次を紹介してしまいます。

そもそも「ねこ検定」とはどういうものなのかを知らない、私のようなヒトにもよく分かるように説明しておきますね。

この一番下の所を見て下さい。とはいうものの、横に長すぎるのでズームアップ撮影できなかったので、一応書いておきます。

ねこ検定とは？『ねこへの理解を深めることで、人とねことの生活がより豊かになることを目指し2017年3月「ねこ検定」はスタートしました。これまでに5回開催されており多くの方に受検いただいております。全国のねこ好きの方に大好評の検定です』

「猫」と漢字で書かず平仮名で「ねこ検定」と表記していることが「ねこ」と名乗っている私には、親近感を持てて誠に嬉しい限りです。

（東海林さだおさんが描く漫画「ショージ君」では、こういう場合『やでうでしや』と言う表現をされますが、もともとは「やれ、嬉しや」です）

模擬問題50問と、その解答と解説も載っています。しかし、これは初級編の模擬問題であって、実際は初級・中級・上級のレベル別に60分間で各100問出題されて、正解率70％以上が合格の目安だということです。

見事合格すれば、貰って嬉しい「合格証書（名前入り）」が発行されます。

ただ、この証書取得の件を就活のための履歴書には書かない方が無難だと思います。

（動物やペットに関係する会社なら喜ばれるかもしれません）

まだまだ世間一般の認識では「何？ねこ検定合格？当社をなめとんのかぁ」と、面接の担当者から嘲られるのがオチでしょう。

「なめとんのかぁ」で思い出しましたが、その昔「なめ猫」っていうのが流行りましたね。これも覚えているヒトは確実に昭和生まれでしょう。こんなんです。

ちなみに、岡山にある備中松山城の城主は、お城に住み着いた雄の猫だそうです。

名前を「さんじゅーろー」と言います。時々クイズ番組で出題されたりして、この猫

に会うためだけに訪れる猫好きの方々もいて、かなり有名な人気猫です。

はい、これ、ねこ検定初級で出題されますよ。画像と名前を覚えておいて下さい。

そして、これが、ねこ検定「合格証書」です。

設問は「生態」「暮らし」「歴史」「文化」と多岐に亘っていて、中級や上級ともなると、かなりの難問もあるようです。本書には初級の傾向と対策も載っていました。

この検定をプロデュースしているのは、そのスジでは有名な「神保町にゃんこ堂」という本屋さんとのことです。こんな猫専門書店があるということも、恥ずかしながら・・・このたび長年の島暮らし・・・（も、ええか）全く知りませんでした。

私としては上京する機会があれば、是非とも立ち寄ってみたい本屋さんですねぇ。

　　　　　　「奥付」

　　　　　　「裏表紙」

何故か、本全体にピンク色を多用しているので、写真が全体的に桃色っぽくなって

しまいました。

あとふた月で桃の節句だし、ま、ええか。（猫とはあまり関係ない気もしますが）

ねこ検定『初級編』