2024年1月28日
とも云うのだそうです、エアプランツのことですけど。最近は人気があるのかホームセンターの園芸コーナーでも、見かけるようになりましたね。
直訳すると「空気植物」という名前のとおり、空中から水分や養分を吸収して生きているという、SDGs というか究極の省エネを体現しているような不思議植物です。
空気清浄&乾燥機のような植物だと言っても過言ではないと思うのですが、エアプランツにしてみれば「いまさら改めてそう言われてもなぁ、てへっ」という照れに似た
呟きが聞こえてきそうです。
冒頭の写真のように天井からぶら下げて、土や施肥を必要としないで生育できる植物とはツユ知らず、ガーデニングジャンルで投稿されているエアプランツを、初めて
見た時は「なんじゃこりゃーっ!」(© 松田優作) (古 !)と、吃驚仰天しました。
なんだそうです。我らが姫路市立手柄山温室植物園は、凄い植物園ですねぇ。
エアプランツは、洋ランのように季節ごとに展示会があるワケでもなくて、毎年今頃に1回だけ開催されるので、昨年も観賞した後に投稿しましたが、今年の展示は改めてその見せ方に工夫が感じられました。
先程の説明というか案内の「なんと!」「ココだけ!」表示は、今年が初めてです。
多分、展示担当者の方が検討に検討を繰り返し、さらに熟慮に熟慮を重ねて「今年はこれでいこう!」という説明案内表示を考えたようですね。
その創意工夫を怠らない向上努力の精神を見習って、私も日々の生活の糧としつつ
精進し恩恵に肖りたい、稲刈りたい。です。
「必見!」「ココだけ!」と強調されているように、今年の目玉はチランジア属の「ドゥラティー」のようです。「!」が二つも付いていることから自ずと「気合」が感じられます。
ところで「自ずと」は「おのずと」と読むのですが「自ら」と書いて何と読むのか、中学生のキミたちは知っているかな? これはね「みずから」と読むんだよ。
中学生の時、国語のテストで「『自ら』を使って、文章を作りなさい」という問題に
てっきり「じら(す)(される)」だと思って「遠足で帰りの集合場所に、私ひとりだけ遅れてクラスのみんなをイライラと、自らしてしまった」と解答して「✕」を貰ったヤツがいたんだよ。・・・そら、ワシやないかい!
参考までに「じらす」は「焦らす」と書きます。
パウチされた説明表示表面に、霧吹きの水やりで付着したと思しき小さく細かい水滴が見受けられます。また説明にもあるように大きな株ですね。まさに「ドゥラティ」=「どぅだぃ!」(うーん、ちと無理があるな)と言っているようです。
同じドゥラティでも、葉の色は若干薄くて可愛らしい薄紫の花が咲いている小さな株が、すぐ横に展示してありました。
他にも花を咲かせていたのがありましたが、こちらの花は薄紅に近い紫色です。
開花していたものが、まだありました。花と言っていいのかと思うくらい、何とも
怪しげな、まるで妖怪の手を想起させるような花の形状ですね。
外観を見て「おぉっ、なんと、何と綺麗な平城京(710年)」(これは前回も使ったなぁ)と思ったのが、これです。
コットンキャンディーとは「綿菓子」ということでしょうか?そう言われてみれば
遠くから外観をパッと見ると、綿に似ているような気もします。
そして、一見するとその辺りに生えている草のような細長い葉っぱが「ヤマアラシ」のように生えているのがこれです。
下のこれが本物の「ヤマアラシ」です。どうです、似ていると思いませんか?
いかにも(少々飽きてきたので、いつものフレーズはパス)エアプランツという感じで、空中に吊るして展示してあったのがこれです。木に着生しています。
次のも同じくエアプランツらしさが、ジワジワと滲み出ていますね。
今回の最後はこれです。名前から推測すると、妖怪のような花を咲かせていたモノの親戚のようです。葉っぱは殆ど同じ形状ですね。
昨年も二回に分けて投稿しましたが、今年も一回では紹介しきれないので、エアプランツについての投稿は、まだ続きます。
昨年は違う属も展示してあったような気がしますが、今年は殆ど「チランジア属」で占められていました。
エアプランツについて投稿している方が、よく掲載されている属です。
パイナップル科というのが、また面白いですね。