高山善廣選手が頸髄完全損傷で、自発呼吸こそ出来るようになったものの、首から下の感覚は全く無く、回復の見込みはないと宣告を受けたという記事を見ました。

過去には脳梗塞も発症し、脳梗塞を患ったプロアスリートで復帰出来た選手はいないと言われたなか、それを克服、完全復帰した不屈の高山選手だったのに。

馬場さんや猪木さんからも、長身の身体と持ち前のセンスから本物のレスラーになると将来を期待され、イノキアイランドに招待されるほど可愛がられたという高山選手。

業界でも信頼の厚い人物として通っていた高山選手は、三沢光晴選手がリングの上で倒れた時も、控え室から逸早く出て来て心配していたのを思い出します。
まさか、いずれ自分も同じ様にマットの上で倒れるとは想像もしていなかったでしょうに。

・・・いやそんなことはないか。

想像はしていたはずですよね、プロレスラーだもの。
 

シナリオが有るとか、八百長だとか、昔からプロレスに興味のない人からは揶揄されたものですが、
危険な大技が主流になってからは、ほんの一瞬のズレで命や人生を奪われかねない、決して気の抜けない競技になっているのが事実です。

あれだけの肉体と体力を培うまでには、どれだけの過酷な練習が必要か想像するのは簡単なはず。
そんな彼らが一瞬で人生を奪われるんだから、その破壊力たるやいかばかりか。


にゃんカップがプロレスを見始めた数十年前からいつも思っていたのは、

使う側、使われる側、求める側、求められる側

その関係性が成立する以上、最前線で戦うレスラーの人生を保証する制度が必要なんじゃないかということ。

保険に加入出来ない、入れても上限が決められたり高額な保険料が取られるレスラーの為に、会社がその責任をなおざりにするなら、業界全体として共済制度を導入出来ないのかなど一度も議論された記憶がないのが非常に残念なことです。

好きでやってるんだから仕方がないと言う人もいるけれど、どんな仕事も意味のあるものばかりとは限らない、無くても困らない仕事だって実際有る。
それでも危険度が少ないだけで労災が降りるんですよね。

公的制度をとは言わないまでも、業界として自分達で自分達を守る制度を真剣に考える必要があるでしょう。


今まであんなに激しく戦ってきたファイターが、今は一人で食事も排泄も出来ない。
高山選手の意識はハッキリしているため、ただただ天井を見つめるだけの毎日に、初めは絶望を口にされていたそうです。

でも今はプロレス界の帝王らしく、リハビリを頑張っておられるとのこと。

道程は険しくとも、人間の身体はまだまだ分からない事の方が多いんだから、どうなるかなんて分からない❗
決して諦めず、またどんな形でもいいからリングに上がって欲しいです❗

帝王頑張れ❗頑張れ❗頑張れ❗❗❗