【贈呈式で左から小山支店長、後藤リーダー、小山教育長、土屋次長、尾台支店長】

 

 

【チョウのクリアファイルと原寸大のグッズ】

 

 「希少種のチョウを知ってもらい保護活動につなげよう」ー。

 東御市の企業や団体の有志でつくる「ミヤマシロチョウ等保護活動応援プロジェクト」=後藤菊夫リーダー=はこのほど、市内中学生にチョウをデザインしたクリアファイルを贈呈した。


 同市中央公民館で開いた贈呈式には、同プロジェクト側から、八十二銀行田中支店の小山岳史支店長、上田信用金庫とうみ支店の尾台修一支店長、㈱竹花組東御支店の土屋清太次長が出席。

 中学校を代表し、小山隆文教育長が出席した。
 

 贈呈式で、後藤リーダーが応援プロジェクトの趣旨などを説明。

協賛した企業の代表3人が小山教育長にクリアファイルを手渡した。
 

 用意されたクリアファイルは、市内の中学2年以上の全生徒と教職員の計600人分。

 これに加え竹花組は、ミヤマシロチョウとオオルリシジミを模した原寸大のチョウの磁石付きグッズ100個を、教材用として市内5小学校へ寄付した。
 

 小山教育長は、謝辞を述べ「絶滅危惧種の貴重なチョウを増やしていくことは、並大抵の努力ではかなわない。ふるさとへのアイデンティティを感じてもらうきっかけになればいい。自然に対する思いを深め、子どもからお家の皆さんに伝えてもらい、東御の魅力を皆で感じ守っていきたい」と話した。

 
 プロジェクトは、チョウの各種グッズを市内小売店や道の駅で販売し、収益の一部を「浅間山系ミヤマシロチョウの会」=花岡敏道会長=に寄付し、活動を応援している。

 

 昨年3月には、市内の団体と企業が協賛。

小学校の卒業児童と入学予定児童に、合計1950枚のクリアファイルを贈っている。