【防災対応型ソーラー街路灯。
柱の中間に非常用コンセントを備える】
東御市滋野の建設コンサルタント業、㈱タイヨーエンジニヤ(佐藤芳明社長)はこのほど、「長野県のSDGs推進企業登録制度」にもとづく認定を取得。
”創業50周年の節目”として、社屋屋外に「防災対応型ソーラー街路灯」を設置した。
同社は、街路灯に備えた非常用コンセントを災害時に開放し、地域の防災に役立てる方針。
昭和47年設立の同社は、次の50年に向けて、生き残りと競争力の強化策を模索する中で、2030年までに達成すべき17の目標を定めたSDGsに着目。
その達成に向け、3次元のレーザースキャナーやドローンなど、ICTの最新技術を活用し、生産性向上や担い手不足の解消につながる取り組みを積極的に進めてきた。
また、全社屋の照明のLED化や空調機器の省エネ化を実現。
社会貢献活動では、県が取り組む「信州ふるさとの道ふれあい事業(アダプトシステム)」に参加し、社員全員で東御嬬恋線道路の美化活動に取り組んできた。
こうした具体的な活動が評価され、昨年の4月に「SDGs推進企業(第4期登録、登録番号289)」として登録された。
建設コンサルタント業界では”第1号認定”になるという。
そこで、創立50周年を迎える節目の年となるのに合わせ先月「防災対応型ソーラー街路灯(矢木コーポレーション製)」を1基設置した。
街路灯は、太陽電池モジュールを縦型に配置し、降雪時の発電に対応。
柱の中間には非常用のコンセントを備える。
”SDGs推進企業”を示す社名入りのバナーも吊り下げた。
「SDGsの登録ができ、創立50周年となるのを記念して、何か形にして残そうと考えた」と佐藤社長。
「地域の皆さんには、長い間お世話になっている。災害時にはスマートフォンやタブレットの充電に使っていただき、多少なりともお役に立てればうれしい」と語った。