美濃加茂市長保釈後の報道について |    出田ひろしげのブログ
久しぶりのブログ投稿です。

皆さん、美濃加茂市長の収賄容疑事件を覚えていらっしゃいますか?


おそらく「若く経験のない市長やから金に負けたんやろ!けしからん」等の印象だけが残っている方がほとんどではないでしょうか?


この事件、市長が業者から30万円の賄賂を受け取ったという容疑で逮捕起訴されましたが、藤井市長は一貫して容疑を否認し続けています。証拠とされているのは業者の「金を渡した」という供述のみ。

その業者は詐欺で別件逮捕されているような輩であるのにです。

全てはこれからの公判で明らかになっていくと思いますが、残念ながら現状のマスコミは市長の有罪を決めつけている警察と検察側に立った報道姿勢でしかありません。

仲間の現職政治家達は立場上こういったことに対しては発言しにくく、もどかしい思いをしていると思いますが、私はそういった立場にないので、仲間として思うことを書いてみたいと思います。


もちろんこれらは藤井市長側にたった私個人の論理かもわかりませんし、マスコミはそういうものだと割り切ってはいますが。気がおさまりませんので。


一昨日の保釈から、藤井市長は公判を控えた身としての発言制約がある中、記者会見等に応じています。

大手五紙の足並みは揃っていて、捜査当局の取調べのあり方についてはほとんど書いていません。

そんな中、地方紙に目をやると神戸新聞(下写真)は捜査当局が「早く市長を辞めれば楽になるぞ」と恫喝したと書いていました。

{F6A3BE88-A2EC-4419-AD79-238425C02557:01}

ネット掲載記事に目を向けると以下のような取調べがあったと藤井市長が言っているのにです。

ネット記事には捜査当局から

ハナタレ小僧を市長に選んだ美濃加茂市民の気が知れない」

「早く自白しないと美濃加茂市を焼け野原にするぞ」と言われた。

あわせて「警察当局の取り調べの可視化も求めていきたい」とのコメントも掲載されています。

これらは明らかに美濃加茂市民に対する侮辱だと思いますが、新聞はこういったことには一切触れないのですね。

書いても一番差し障りのなさそうな「早く市長を辞めれば、、、」の部分だけを取り上げる程度です。

このことをある方に話すと「新聞は週刊誌ではないからね」との答えが帰ってきます。

なるほど確かに新聞と週刊誌は違うのでしょう。新聞は週刊誌よりも当たり障りのなさそうな記事を書こうとするし、大手ほど警察当局とは持ちつ持たれつの関係にあるでしょうからデスクも気を使っているのでしょう。

だから警察のこのような発言は有罪に限りなく近いと想定される現状では載せない方が無難だと判断しているのだと思います。

ですが、上記の捜査当局の恫喝は藤井市長個人に対するものではなく、美濃加茂市民に対する侮辱であり、この事実を知った美濃加茂市民の方々はさぞ気分を害されていることと思いますが、皆さんはどう思われますでしょうか?

黒ならこのままいけ!で、白なら後でどのような記事にするのでしょうか?

また、この件に触れない五紙のネット記事もいろいろ見てはいますが、読売新聞の取材記事は特に酷いです。

とある市民の
「業者に会うのは不自然、大いに反省を」との批判コメントを掲載しています。

藤井市長は金銭を受け取っていなければ、業者とやましいような密会をした訳でもありません。政策を遂行していく上で関連業者から直接話を聞くなどと言うことは政治家にとっては日常当たり前のことです。

政治家が業者に会わずして、一体どんな仕事ができるのでしょうか?

コメントした市民は仕方がないとしても、こんなことをそのまま記事にするマスコミの気が知れません。朝日新聞ではありませんが、もっと裏をとって記事にすべきと思います。

こんなことを記事にするマスコミ業者は今後一切政治家に接触するのをやめたらいかがでしょう?

私には藤井市長の完全無罪を立証することはできませんが、仲間として彼は決して金権政治をするような男ではないということははっきりと言っておきたいと思います。

反市長派の陰謀だとかいろいろと憶測はつきませんが、
いずれにしても真実は一つ。

マスコミの世論誘導にもほとほとあきれかえりますが、
一日も早く藤井市長の容疑が晴れ、完全復帰してくれることを心から願っています。