アイディール通信 ~横浜関内の特許事務所だより~  -2ページ目

アイディール通信 ~横浜関内の特許事務所だより~ 

横浜市にあるアイディール国際特許事務所のブログです

事務員mです。


先日の弊所所長の投稿記事「仕事のやりがい」 の続編です。


非常に困難と思われた特許出願の手続きが、紆余曲折を経てたどり着いた今回の特許取得。
事務担当者である私にとっても非常に嬉しい出来事でした。


もうずいぶん長い間この仕事を続けていますが、大企業の案件を大量に処理していくことが多い私たちの業務の中では、なかなかこのような達成感を味わう機会は少ないというのが実情です。


とても嬉しかったので、少し前に個人的にSNSに書いた記事(抜粋)をここに転載させていただきます。



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今日は職場でとても嬉しいことがありました。
あるお客様の件が、無事に権利化されることになったのです。


一時はもう無理か?と思われるような状況に陥りましたが、担当弁理士の先生が根気よく丁寧な対応を続けられた結果として、今回の嬉しい知らせとなりました。


私は事務手続きの面でサポートをしただけなので、偉そうなことを言える立場ではありません。

でも、そのお客様にお会いするといつも、

〈ものづくりに対する思いの強さ〉

が痛いほど伝わってきましたので、手続の書面を提出する度に「良い方向に進みますように」と念じるような気持ちでいました。


実際には、技術内容と法律論に基づくことなので、思い入れの強さや念が通じるような世界ではありません。

人の感情に左右されるような内容ではないので、日々の業務を迅速かつ正確に丁寧にこなしていくのが私の仕事です。

もちろんそこには知識や経験の積み重ね、細やかな心配りが不可欠ではありますが・・・


・・・(中略)・・・


今日は久しぶりに、心から「良かった!嬉しい!」と感じることのできた一日でした。

これを機会に、本件のお客様の事業が良い方向に発展されることを願ってやみません。


私もこれを糧として、明日からまた日々の仕事を誠実に丁寧にやって行こうと思います。

このような気持ちにさせてくださったお客様にも感謝です。


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先月は大変嬉しい
思わずガッツポーズが飛び出す出来事がありました

あるお客様の特許出願に
特許査定(登録許可の通知)が送られてきたのです

出願人は個人の方なのですが
出願内容は大変興味深いものであり
この技術を製品化できれば
それなりの需要を期待できると思われます

ただ お客様自らが代理人を使わずに出願して手続きを進めていたので
特許庁の審査に適切に対応することができずにいらっしゃいました

2014年秋に相談を受けた時点では既に審査は終了しており
特許取得するためには上級審の審判で審査結果に不服を申し立てる必要がありました

審査の資料を検討したところ
十分に特許を取得できる内容であると判断し
審判請求から代理人として受任させていただきました

審判の手続きを進める傍ら
試作機の制作のために知り合いの機械メーカーをご紹介するなど
製品化に向けてのお手伝いもしてきました

しかし 審判の手続きは思惑通りには進まず
意気込んで審判官の合議体との面接を設定したものの
審判官からはネガティブな心証しか語られず
お客様と顔を見合わせて 半ば権利化を諦めていました

ところが 最後に提出した反論の意見書が功を奏したのか
一発逆転 審判官が特許を許可したのです

通知を受領した時は思わず
「ヨッシャー!」
と声がでてしまいました
ここ数年の仕事の中で一番うれしかった
そして お客様に電話で報告したときに
なんとも誇らしく そして仕事のやりがいを感じた瞬間でした

所員が私と同じように喜んでくれたことも
大変印象的でした

このような瞬間をまた創り出せるよう
事務所の歩みを進めたいと思います


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こんにちは。
今日から4月ですね。
朝、出勤するときに、初々しいスーツ姿の若者たちを見かけました。
こちらもすがすがしい気持ちになりました。


薬局へ行くといつも思いますが、
薬局は商標、それも「口にしてみたい商標」の宝庫ですね。

「のどぬーる」 (商標登録番号:4076780)

「ナイシトール」 (商標登録番号:4924604)

「冷えピタ」 (商標登録番号:4050015)

「ハルンケア」 (商標登録番号:4503826)

どれもその商品の特徴を捉えておりますし、
薬局のレジで薬剤師さんに「○○ください」とお願いしても、
すぐに伝わる、恥ずかしさがなぜか減る。

中でも、最近購入した、
「やみつき綿棒」(商標登録番号:4992970)、
これは素晴らしいネーミング力だと、私は思います。

全体が黒く、綿球部分が凹凸加工されていて、
例えば耳垢を取ると、よく取れる、さらには取れたものがよく見える。
よく見えるので、さらに取れるんじゃないかと、「やみつき」になる…。

近年の調査で、耳垢は取りすぎてはいけないという結果が出たそうですね。
2週間に1度、耳の入り口付近1センチほどを掃除することを心がけ、
「取らせて…」とこちらを見つめる、やみつき綿棒の誘惑に負けないよう、
日々努めていきたいと思います。


と、考えますと、
私たちの身近なところに、
普段何気なく話している言葉の中に、商品に、商標は存在します。

そんな視点で、
スーパーに買い物に行くのも、
楽しいかもしれませんね。

ただし、本当に必要な買い物を、
私のように忘れずに。

(事務員I)