スマホ詰パラの個人的10年史② 2010年 | 不況になると口紅が売れる

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 『詰将棋ファン』創刊号にも書いたのだが、この当時の携帯電話ユーザーには、従量制で料金を払う人がかなりいたはずである。

 だから詰将棋サイトでつなぎっぱなしで長時間考えるというのはそれだけで多大な通信料金が発生してしまう。

 かつて NTT 系の広告会社にいたのでそういうことには必要以上にナーバスなのかもしれないが、それを考えると、あまり変化紛れの多い作品よりも、一直線で気持ちよく解ける作品の方がこのサイトには適しているはずと考えた。

 しかしこの勝手な意気込みがどうも作風に悪影響を与えているようで、いまだに「一直線」だの「一本道」だのとコメントされる。


 だからややこしい作品は、ちゃんと「詰パラ」本誌に投稿するのが筋ってもんだ。

 そこでようやくというか今さらというか、「詰将棋パラダイス」への投稿を開始し、2010年2月号の「新人コンクール」で初入選となる。

 たまたま、変化に偽作為を紛れ込ますことができて、「新人離れ」などとお褒めの言葉も頂いたが、恐らく前年の作品集の広告で知名度が生じていたためであろう。

 しかしながら、50歳で名人位に就いた米長先生の気概に見習って、詰将棋に励もうと考える新人のおっさんなのであった。


 怖いもの知らずで毎日パカパカと新作を作っていたので、この年にはストックは300くらいになっていたと思う。

 ただ、「500」もそうなのだが、デビュー作も変同作である。

 当時は勢いだけでつくっていたので、今なら絶対投稿しないが、こういう微妙な作図も多かった。

 そしてこうした原案を一度作成してしまい、しばらくしたらそれを引っ張り出してごちゃごちゃ改造するのが最高の楽しみであった。

 むろん夜半に、一杯飲みながらで、これを「月下酔考」(谷川作品集にちなんで)と勝手に名づけていた。
 

 この年、詰パラモバイルの方は何と、1000作掲載を迎えることになった。

 そこで記念曲詰(998)を送ったところ、図らずも、がもうの氏・RedFive氏との競作となった。

 特に募集しなくとも、こうした投稿が同時多発的に起きるところに、スマホ詰パラの面白さを感じた。

 ついでにだが、「ア」「ラ」「イ」のあぶりだしも掲載された。

 

▲NO.998「記念曲詰 千2」 2010.12.12掲載


 2010年は、本業の方で東京富士大学総合研究所の所長を任命されるとともに、慶應義塾大学での非常勤講師も引き受けるハメに。

 まあ、いずれも偉そうな肩書だが、実は単なる空席の穴埋め人事である。

 さらには毎日コミュニケーションズ(現マイナビ)から、新書の執筆依頼が来た。これも断れる立場ではない。薄い本ながら、秋に発刊となった。

 これが本ブログのタイトルにもなっている『不況になると口紅が売れる』である。


 

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