不況になると口紅が売れる

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 一昨日の2017年9月28日をもって、「スマホ詰将棋パラダイス」の出題数が10,000題を超えた。

 2008年11月スタート(当時は「詰パラモバイル」でしたね)なので、足掛け9年。この間、東日本大震災時の空白期間を除けば、一日も休まずに毎日3題の出題があり、途中からは5題出題となった。

 創作するのはすべてサイトの会員。つまり、アマチュアの詰将棋作家たちである。

 管理人のエモン氏はエンジニアであり、「空気ラボ」として21作もの将棋アプリを世に出している。何と、私の大学将棋部の後輩!(優秀なのがいないので有名)だったのにはびっくりしたことがある。

 

 さて、このスマホ詰パラ、詰将棋界及び将棋界に多大なる貢献をしてきていると思うのだが、スマホに触ったことのない詰将棋関係者には何が凄いかわからないため、きちんとした評価がされてこなかった面もある。

 黎明期(09.7~)から関わってきた立場から、関係各位には詰将棋の普及者に授与される門脇芳雄賞の候補として、ぜひこの「スマホ詰パラ」を検討して欲しいと思っている。

 その理由は以下の5点である。

 

①のべ20万人以上の利用者を生み出し、詰将棋人口を劇的に広げた

 20万人というのはだいぶ前の数字なので、藤井くんブームの今日においては、ますますダウンロード数

を増加させているものと思う。

 アマチュアだけでなくプロや奨励会員でも解いている人が多く、いまや詰将棋のポータルともいえる状態にある。気軽で簡単、使いやすいアプリであるため、老若男女問わず、さらには外国人にも詰将棋に親しんでもらえているようだ。

 ヘルプメニューから詰パラ本誌へのリンクも貼られており、本誌購読の誘導にも一役買っていることはいうまでもない。

 

②1800人に及ぶ新たな詰将棋作家を輩出した

 本アプリの最大の面白さは、創作して投稿できるという機能である。現在では「同一作検索」「余詰検索」もできる。解くだけのアプリはいくらでもあるが、創る側の視点に立った機能の充実が、多数の新人作家を生み出してきた。

 武島広秋氏、宗時宏氏、山路大輔氏、坂田慎吾氏、野々村禎彦氏、有山隆氏など、今をときめく詰将棋作家たちの多くがこのサイトを足掛かりに飛躍していった(他にもいるけど、HNと本名とがリンクしないので、誰か一度整理してください)し、現ノ証拠さんのような外国人作家も誕生させている。

 

③詰将棋を「難しいもの」から「楽しむもの」に変えた

 指し将棋派の中には「詰将棋は難しいから解かない」というタイプもいる。しかし同アプリは、詰将棋を楽しめる機能が満載であるため、こうした実戦派や初心者の入門にはもってこいだと思う。

 例えば解答者のレベルアップ、10問解答する時間を競う「フェステボ」、タイムランキング、解説に「なるほど」がつくともらえる「詰コイン」などのゲーミフィケーション機能、解答時間を短縮する「光速」機能、作品タイトルの詰将棋らしからぬユニークさ、タグ付けの妙味もある。「解く」だけではなく、多角的に楽しめるから飽きが来ない。これは設計者のアイデア力の勝利だろう。

 

④詰パラ本誌や「将棋世界」等に投稿できない作品を発表する場を与えた

 最近では三輪勝昭氏や有吉敏弘氏などの大御所が、同アプリに投稿を始めている(有吉さんに関しては、復帰への刺激剤になった??)。

 詰パラ本誌や「将棋世界」に何らかの理由で投稿できなかった作品、没になった作品のうち、何としても日の目を見せたい作品の掲載先として、同アプリが活用されているともいえる。詰パラ本誌だと、実戦形や曲詰というだけで冷やかに見られる雰囲気もある(?)が、ここではむしろそうした作品が歓迎される。

 「近代将棋」や「将棋ジャーナル」など、詰将棋に力を入れていた雑誌が廃刊した現在、こうした「敷居の低い」発表の場が、詰将棋作家たちにモチベーションを与えていると思う。

 

⑤作家間、作家と解答者間の交流のきっかけを与えた

 公開された作品には、解答者からのコメントと作者による解説を投稿できる機能がある。現在は閉鎖されたが、web版の掲示板もあった。作家は自己紹介文を投稿することもできるし、解答者による「作者ブックマーク」機能は、人気のバロメーターでもある。創る側からすると特に解答者からのコメントが嬉しく、いうなればこれを見たくて創っているようなものだ。

 作品を解いて終わりの関係ではなく、同アプリは人と人との交流のきっかけとなっている。この関係は、ツイッターでのフォローの仕合いにも発展しており、詰将棋による人の輪が広がっている。そのうち、であるがぜひオフ会も開きたいと考えている(朝霞あたりでね…笑)。

 

 ただ、同サイトへの作品掲載は全て管理人の裁量で行い、選者が存在しない。そのため作品の質について云々する人もいるが、「スマホ詰パラ好作選」(武島広秋氏編集)のようなアンソロジーも出ているし、スピンオフ版としての個人アプリも出ている。つまりは「量が質を担保する」状態になっているといえよう。

 

 というわけでぜひ2018年度の門脇賞に、「柿木義一氏(柿木将棋の制作者)」と並んで、「スマホ詰パラ」をご推挙いただきたい。

 ちなみにエモン氏は「作者さんたちの力で大きくなったので、自分一人が受賞するのはちょっと…」というであろうから、個人ではなくアプリとして授賞、という形にするのがよいのではないかと思うのだ。

 

 1000作記念と、10000作記念のあぶり出し。いずれも13手詰です。

 

▼スマホ詰パラ NO.998「千」(世阿弥・作)

 

▼スマホ詰パラ NO.10006「万」(世阿弥・作)

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