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2.将棋の教育効果を科学的に証明し、その知見をもとに教育機関を通じた普及アプローチを本格化させる
 
プロ棋士の中には「人生で必要なものはすべて盤上から学んだ」と言い切れる人も多いはずだ。
確かに将棋の教育効果は大変に大きいものがあるし、それに異論を唱える人はほとんどいないであろう。
海外でもアルメニアなんかでは、小学校2年生から4年生全員がチェスの授業を受けているという話もある。
 
将棋の学習を通じて得られる能力、というと、いまざっと思いつくだけでも…暗算力、集中力、決断力、構想力、創造力、論理的思考法、負ける体験、相手の側に立って考える思考法、礼儀作法、感情コントロール術、自信などなど。
高齢化社会の中で、ボケ防止に良い、友達作りに最適、といった生涯教育効果も期待されるところである。
また、「感想戦」という日本棋道独自の文化は、共同学習のユニークな形態として着目されることもある。
 
しかしこれらのほとんどは経験的な指摘であり、実証的な研究が進んでいないのも事実だ。
日本将棋連盟では学校教育課を発足させたが、なかなか教育現場への将棋の導入が進まないのは、教育効果に対する実証がきちんとできないからではないかと思う。
 
むろん教育学や心理学系の研究者で、こうしたテーマを進めている人たちもいるのだろうけど、研究者任せにするのではなく、公募したり助成したりと、連盟が研究プロジェクトを積極的に仕掛けていくべきと感じている。
国や企業からの研究助成を獲得するのも、さほど難しいことでもないだろう。

なぜ改めてこんな当たり前のような指摘をするのかといえば、ここにも一連の「事件」が関わってくる。
これまで日本将棋連盟は「将棋は競技であり、その専門家がプロ棋士である」という立場にあった。(その典型が「将棋年鑑」だ。ここに記載されているのは、ひたすらプロの棋譜と勝敗結果のみ…である)
しかしながら上位者含めてコンピューターに勝てなくなった現在、将棋の勝ち負けという結果よりも、将棋を学ぶというプロセスに比重を置いたプロモーションに、戦略的に切り替えていくべきだからである。
 
つまり将棋を道、あるいは習い事と位置づけ、そうした学習を重ねてきた習熟者としてのプロ棋士のポジションを再確立させていく。
もっというと、プレイヤーとしての棋士よりも、トレーナーとしての棋士の意味合いを強めていく。
さらには将棋界において一番重要視されるのは、プロとアマをつなぐ指導的立場にある人たち、ということになってくるのだが、この点については後述したい。

ただ、一口に「教育効果」といってもさまざまなテーマがあろう。例えば、
  • 将棋の教育方法による上達度
  • 囲碁やチェスなど他の盤上ゲームとの教育効果の違い
  • 感想戦の持つ教育効果
  • 教育年齢による習熟度や教育効果の違い
  • 初心者と有段者における教育効果の違い
  • 対局によって学ぺることと、独学で学べること
  • 将棋で培った能力の他の分野への応用性 …などなど
また、手放しで礼賛するのではなく、対局経験を通じて生まれる反教育的な要素にも目を向けなくてはいけない。例えば勝ち負けのみに圧倒的にこだわる、などだ。
 
筆者の大学(東京富士大学)でも、次年度秋から「将棋」を正規科目として取り入れる予定である。
大学生初心者における将棋の教育効果について、ささやかながら研究を進められればとも考えている。
 
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