ビジネスノートでblenderを動かしてみる

 

 

 

 

 無料で誰でも使える3Dモデリングソフト、「blender」をビジネスノートパソコンで使用してみました。

 

 今回、使用したのはdell社の「latitude 5490」で元々はOSなしノートパソコンで、バッテリーが完全消耗した実質的なジャンク品でした。

 

 これを再整備してバッテリーを大容量の互換品に交換し、Windows11をクリーンインストールして使用しています。

 

 「latitude 5490」はintel 第8世代Core i5「Kaby Lake Reflesh」と呼ばれるCPUを搭載しており、第7世代以前が2コアだったのに対して4コアにパワーアップ、TPU2.0対応になっており、WIndows11のサポート要件を満たしております。

 

 メモリ16GB、SSD256GBとビジネスノートでは標準的な性能です。

 

 しかし「blender」をやる場合は簡単なモデリングだったら問題ないです。

 

 「blender」の要件はギリギリ満たしているので、この機種で簡単なモデリングはできなくはないです。

 

 ただし動作が3万ポリゴン以上になると少し動作が怪しくなりそうです。

 

 あとCPUの内蔵グラフィックが心もとないので、レンダリングはできなくはないですが、運が悪いとクラッシュしたり、問題なくてもレンダリングに時間がかかるなどの弱点もあります。

 

 利点としては簡単なモデリングを出先でできることです。

 

 ポリゴン数を増やさない、簡単なモデリングしかしないなどの場合はこのようなビジネスノートパソコンでも一応できなくはないです。

 

 

・購入するならintel第8世代以降または第12世代はおすすめ

 

 

 中古のノートパソコンでモデリングをする場合、最低でも4コアのCore i5以上相当の性能は必要です。

 

 第8世代のintel core i5はギリギリ要件を満たしており、簡単なモデリングならほとんどの機種でも可能です。

 

 第8世代はWindows10からWindows11への転換期にあたるため、ほとんど市場に出回る機種はメモリが8GBのモデルが多いです。

 

 メモリが増設できるモデルなら16GB以上に変更するのも視野に入れたほうがいいかもしれません。

 

 一応8GBでも動かせないことはありませんが、可能なら16GB以上は確保しておきたいです。

 

 また第12世代(AIder Lake)ではCore i3でも6コア、Core i5は10コアとなっており、「blender」をビジネスノートで使うならこの世代もねらい目です。

 

 

・AMD系はRyzen系で4コア以上を狙うのがおすすめ

 

 intel以外にも最近はAMD Ryzen系のCPU搭載パソコンを導入するという選択肢もあります。

 

 Ryzenも世代によって性能が変わってくるので、4コア以上のRyzen搭載パソコンを狙うのをおすすめします。

 

 またRyzenの場合は3世代以前のCPUがWindows11のサポート対象外になっているので、購入の場合は注意が必要です。

 

 ちなみにLenovoでは新品で4~7万円台のRyzen搭載PCが購入可能です。

 

 

・メイン機は自作またはゲーミングパソコン優先で

 

 当たり前のことではありますが、メインのパソコンはGPU搭載のゲーミングノートパソコン、スペースに余裕があり、ハイグレードなグラフィック活動をするならデスクトップタイプのゲーミングパソコンを最優先で導入することを推奨します。

 

 ゲーミングノートはほとんどの機種が通常のノートパソコンより大きいので、持ち運びが大変ではありますが、CPU性能とGPU性能は圧倒的にビジネスノートに勝っているので、ゲーミングノートを購入し、持ち運ぶという選択肢もありです。

 

 家にいることが多くかつ家のスペースに余裕があればもう迷いなくデスクトップパソコンでハイグレードな作品を作れる環境を整えるのが一番無難です。

 

 ノートにしてもデスクトップにしてもメイン機は迷わずゲーミングタイプを1台は用意しておきたいものです。

 

 またLenovoでは10万円台以上でRTX系GPU搭載のパソコンが手に入る場合もあります。

 

 予算に余裕があれば頑張ってゲーミング系のパソコンは手元に用意しておくことをおすすめします。

 

 

・多少の不便はあるができないことは少なくない

 

 

 簡単なモデリングや簡易レンダリングは一応できることはできるので、ビジネスノートでモデリングをしてみるのもアリだと思います。

 

 セミナーなどに行くと、普通のビジネスノートでモデリング練習しているところもあるので、できないことは少なくないです。

 

 個人で作品を作るなら、できる限り最高の環境で、たくさんの作品を残す方向に頭を使うと、だいぶ幸せになれると思います。