都内の大手老舗百貨店で「いしかわ百万石物語展」「360年九谷焼展」が開催されていることを知り立ち寄ると、スタッフや実演者として頑張っている地元の知人友人、県職員と遭遇。


はっぴに着替えお手伝いをしている(=自称)と、この百貨店を担当していたノリタケ勤務時代の色々なことを思い出した。


百貨店では、お客様の前で直接言っては失礼になる用語を、店員だけで通じる隠語に置き換える言葉がある。例えば、この百貨店の場合、「お客様」→「前主」、「喜左衛門」→「食堂」、「トイレ」→「遠方」、「万引・窃盗」→「金印」などであり、「お先に喜左衛門に行ってきます♪」と告げ、昼ご飯に行ったりした。それから、雨が降り出した事を店員に知らせるために、百貨店内で流す曲目を変える工夫もあった。その曲が流れると、商品を入れる手提げ紙バックが雨除けのビニールを被せたタイプに変わり、雨が止んだ時も別の曲が流れるのである。


夫々の百貨店ごとにある習慣が今も続いているのかは定かでは無いが、あの当時から30年近く経つことに懐かしさと驚きを感じた。


喜左衛門に行ってきます♪1

喜左衛門に行ってきます♪4

喜左衛門に行ってきます♪7

喜左衛門に行ってきます♪5

喜左衛門に行ってきます♪2

喜左衛門に行ってきます♪6

喜左衛門に行ってきます♪3