♪夏が過ぎ風あざみ 誰のあこがれにさまよう...♪ 井上陽水の名曲「少年時代」である。


県内の公立小中学校の夏休みが終わり、今日から2学期が始まる。街には、両手一杯に荷物を持った小学生が登校する姿があり、夫々夏休みの楽しい思い出があるのであろう。


今から約40年も前となってしまった少年時代の夏休みと言えば、近くの神社の境内に沢山の思い出がある。


夏休み早朝6時になると、神社の境内に遊び仲間が集まる。ビー玉やメンコをしながら、6時30分からのラジオ体操開始を待つ。真面目?にラジオ体操を終えると、ゴロベースが始まる。ゴロベースとは、ピッチャーがボールを地面に転がし、バッターが素手で打つ野球である。グローブもバットも使わず、ホームベースは地面に描き、一塁などは境内の木をベースに見立て、ゴムボール一個で野球ができる、小学生にとっては極めて有り難い遊びである。


早朝のゲームを終えると朝ご飯を食べに一旦家へ帰り、再度境内に集合し午前の部のゴロベースが始まる。午後は、昼食を食べてから学校のプールへ出掛け、午後3時頃に集まり夕刻まで遊ぶ。夏休みの殆どの時間を過ごした境内、当時とっても広く感じたが、今は思いのほか狭くも感じる。


♪八月は夢花火 私の心は夏模様♪ 歌詞に込めた陽水の思いを浮かべながら、楽しかった少年時代の夏休みを懐かしむ。


少年時代