こんにちは。ipocoです。
本日のテーマは、
「予測アラートをちゃんと使ってみたら、すごいことが起こった。」です。
突然ですが、この1ヶ月ほどで血糖値が60台まで下がることが、めっきり減りました。これは、本日のテーマである、SAP(CGMつきポンプ)の「予測アラート」のチカラだと思うので、本日はそのことを書きます!
今、私が使っているインスリンポンプは、画面でグルコース値(血糖値とほぼ同じもの)をモニターできる「ミニメド620G」という機種なんですが、このポンプには3つの血糖値お知らせアラートがあります。
1.予測アラート
…血糖値が下がり(上がり)そうなとき、「そろそろ危ないぞ!」と知らせてくれる。
2.高/低アラート
…血糖値が高・低血糖の値に到達したときに「いま、もうやばいぞ!」と知らせてくれる。
3.速度アラート
…血糖値が急激に変動しているとき、「なんかすごい速さで変わってるぞ!気をつけろ!」と知らせてくれる。
※注
ポンプに表示されるのは正確には「血糖値」ではなく「グルコース値」なのですが、今回のブログでは、便宜的にグルコース値を「血糖値」と表現します。血糖値とグルコース値の違い説明は割愛しますが、まあだいたい似たようなもんです。
私は、このポンプを導入した当初は説明書を読んで実際に全てのアラートを使ってはみたものの、使い方が分かっておらず、高/低アラート以外は設定をオフにして止めていました。
が、しばらくやってみて、実際に低血糖や高血糖になった時にだけ知らせてもらってるのでは、なんだか上手くいってない気がしてきました。
…なんか、ちがう…
このすごい機械を使ってるのに、この状況…。
はっ。そうか。
高・低アラームだけを使って、実際に高血糖や低血糖に到達してから対処してるからいけないんだ。事後対処してどうする。未然に防ぐのだ!
そうだ。いまこそ予測アラートを使おう。
「もうじきなるぞ!」と言ってる時に補食したり、追加インスリンしたりすれば、もっと早くなんとかできそうじゃないか。
というわけで、予測アラートをオンに。
予測アラートを使うと、標準設定で低血糖や高血糖になりそうなときの20分前にアラートが鳴ります。
が、最初は失敗続き。
低血糖を防止したかったはずなのですが、20分前に予測アラートが鳴った時は、まだ低血糖ではないため、100位の血糖値があります。そうすると、「まだ大丈夫そうなんだけど…」などと思ってしまい、なんとなく補食するのをためらっていました。低血糖じゃないのに補食して高血糖になるのが心配だったんです。それで、本当に下がるのかボンヤリと観察などしてしまったのですが…それではダメだったのです。
当然といえば当然なのですが、観察していると、ポンプの予測通り、あと20分のうちにどんどん下降を続け、結局70くらいまで落ち、今度は低アラートが鳴り出す…という本末転倒な失敗を、何度もやりました。それで、低下予測アラートがなったら、すぐに食べないとだめなのだと、ようやく使い方を理解しました。
低血糖になった時、補食を食べてから上がりきるまでは15分くらいかかるのを考えてもらうと分かりやすいと思うのですが、血糖値は食べてすぐには上がりません。予測アラートがなった時にすぐ食べなければ、20分後にはじわじわ下がっていき、結局低血糖に足を踏み入れてしまうのです。
わかりました。信用します。
それで、低下予測アラートが鳴ったら躊躇せずどんどん食べるようにしてみたら、低血糖まで行くことが無くなってきました。同時に、低アラートも、ギリギリのところで鳴らずに済むようになり、だんだん静かになってきました。
また、観察しているうちに低血糖になるパターンもつかめてきました。今回はどうやらカーボカウントで使っている糖質比が合っていないため、食事のインスリンが多く低血糖になってるらしいということがわかり、見直しのヒントになりました。糖質比を見直してボーラス量が減るよう調整してみると、低下予測アラートもならなくなり、かなり安定してきました。
ご参考までに。
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