こんにちは。ipocoです。
本日のテーマは、
「テレビでやっていた血糖値の話」です。
NHKで、「
血糖値スパイク」を特集した番組をやっていて、新しい知識を勉強したかったので観てみました。本日は、その感想…です。
この番組で紹介されていた「血糖値スパイク」とは何かっつーと、だいたいこんな話でした。
1.明らかな糖尿病ではないが、食後すぐに血糖値が急上昇・急下降している、「一瞬だけ隠れ高血糖」がいる。
2.このような、食後短時間(1〜2時間)のうちに起こる急激な血糖値変化をスパイクと呼ぶ。
3.食前が正常(100以下)で、食後1〜2時間に140以上になる人は血糖値スパイクを起こしている。
4.食前の血糖値測定しかしない健康診断などでは見逃されやすいが、日本人でおおよそ2割くらいいると思われる。
5.血糖値スパイクを起こす人は血管障害が起こり、色んな病気になりやすい。
ふーん…
この「血糖値スパイク」を繰り返し起こしている場合、そうでない人に比べて動脈硬化が進むため、心筋梗塞などのリスクが増大する(たしか1.5倍だったかな?)ということでした。
そうですか…、それは大変じゃないですか…
自分、まさにそれじゃないですか…。
私には、食後140以下なんて、なかなか簡単に思ったようにはできませんもの…、
要は、血糖値が急激に上がったり下がったりする山をなるべく作るな!という番組で、あとは日常生活でできる対策として、食事の時にはたんぱく質・野菜の順に食べてから糖質を食べるなど、食べる順番に気をつけよう、体を動かそう、朝食は抜かないようにしよう…みたいな聞いたことあるような・ないような話になっていきました。
フムフム。
1型だったら毎食後スパイクの人はいっぱいいますよね…。私は、食後180位もけっこうあるかな…、上手くいけば130位ですけど、それでもギリギリだなあ!
【今日の朝食後の血糖値変動・ipoco編】
普通の人に比較すればやや高血糖ぎみではあるが、一応スパイクではなかった。今朝は上手くいってた!
まあ糖尿病だったら食前が毎回100以下とは限りませんし、これは血糖値変動の振れ幅を、大きくても50位までに抑えると体に良いという話ですね。
あとは、テレビ番組なので大げさに表現してるとこも結構あって、まず「若い女性でも子供でも関係ない!」と言って始まったのに、中盤に「あなたのスパイク度リスク判定」になったら・50代以上・太りぎみ・運動不足・喫煙者・高血圧が危険!という結果になり、「冒頭に出てきてスパイクです!って言われていたキレイな若いお姉さんたち必要だったか?」と思いました。笑
ちなみにリスク判定テストの結果、ipocoのリスクは0点でしたが(笑)、1型患者であるがゆえに長年に渡って確実に強烈なスパイクを起こし続けている…、ハハハ。
また、番組で取り上げられていた人は「食事の順番に気をつけるようにしたら142くらいあった血糖値が137になりました!」と言って成功例に紹介されていたのですが、それは単なる測定タイミングや誤差による差であって、本質的な改善とはいえないのでは…、と思わずツッコミを入れました。血糖値が、瞬間で絶えず微妙に変動し続けるのを毎日眺めている私には、142と137はほぼ同じに思えたのですが、もしかしたら健康な人ではたった−5mg/dlの血糖値変動を起こすことは、「たまたま」でも「ほぼ同じ」でもなく、すごいことなのかもしれません。私にわかるのは140は目安であって境界線ではないということだけです。
そして血糖値を検査して測るにはどんな検査を受ければいいの?といった質問に、お医者さんが「血糖値検査器も、血圧測定器のように、街で簡単に買えますよ」みたいなこと言ってたけど、実はそう簡単な話ではない。本体は確かにネットや薬局で簡単に買えるけど、使い捨ての測定チップはお医者さんの処方箋がなければ買えません。それが問題なのです!なんだか知らないけど少し前に法律が変わり、医薬品としての分類のせいで測定チップはネットで買えなくなりました。実質的に、糖尿病患者かつ測定器を持っているひとで、その測定器に対応するチップを置いている限られた処方箋薬局に処方箋を持っていかなければ買えないのです。質問メッセージを送った人は、測定器を買ってみようして無理だとわかり、がっかりするかも知れない…などとぼんやり考えました。
(追記2016/10/18:買えない…と思って上記のように書きましたが、間違いだったようです。やっぱりちゃんと買えるというコメントを頂きました。記載内容は訂正しませんが、詳細が気になる方はコメント欄もご覧になってください。)
あなたの食後血糖値振れ幅はどのくらいかご存知ですか?私は平均すると40くらいかなあ。
40以内に抑えるための、色々やってみてわかった個人的なコツですが、インスリンを打ちおわってから6分半で食事を開始、糖質は8分で食べ始める…と上手くいくようです。1秒単位でカウントアップしてくれる、小型のキッチンタイマーを使っています。