本日のテーマは、
「それはサギだ!の判定基準。」です。
みなさんすでにご存知と思いますが、酷い事件がありました。詐欺などで人を食い物にする人間が世の中に溢れています。必ず狙われるのはこんな人々です。
①精神的、肉体的、金銭的に困り、弱っている人。
②精神的、肉体的、金銭的な欲望が強い人。
③お金や社会的地位がある人。
私たちのように、治らない病気を抱えて生きなければならない人は、①に該当します。常に狙われています。
詐欺を避けるためにはとにかく自分自身が気をつけないといけませんが、それではどんな時に、具体的に何に注意すべきなのか?これは、実際に経験してみないと、わからないことがあると思います。
そこで、今日は私の経験をふたつ紹介します。よかったら参考にしてください。
①まず、詐欺の代表的な例。宗教関連の人。
※これは、宗教が悪いという話ではありません。
宗教に乗じて何かを奪おうとする人の話です。
私が1型糖尿病なってしばらくして、父の仕事の知り合いというおじさんが家に尋ねてきました。父は玄関先でしばらく話をしていましたが、しばらくすると「もう帰ってくれ」と怒鳴り、そのおじさんを追い返しました。後で母に聞いたところによると、そのおじさんは某宗教団体の信者で、「呪文だかお経を唱え一心に祈れば、娘の病気が治る。ぜひ集会に来なさい。」といったらしい。
ピー!ホイッスル!
わかりますよね?以下のことをする宗教は全部嘘っぱちだと思って間違いありません。あなたに祈れと言ったり、お布施を求めるのは神様でなく、いつも必ず人間です。神の奇跡は祈りや金銭への報酬なんですか?
・「祈れば病気が治る」という
・「〇〇が必要or足りない」等、信仰におけるあなたの不手際や不足を責めてくる
・高額紙幣のお金(献金やお布施)を求めてくる
あのとき、ただ腹が立ち、悲しくなっておじさんを追い返した父さんは正しい。娘は病気が治らなくたって、独り立ちして大人になれた。大丈夫、1型糖尿病でも、ちゃんと幸せに生きていける。
②次。訪問販売。
一人暮らしをしていた時のこと。夜の22時に、見知らぬ若い男がやってきた。インターホンをとると、「こんばんは。私は浄水器販売の会社からきました。水質調査をさせてください。」と言う。
ピー!ホイッスル!
ダメです。絶対に扉を開けないでください。開けたら何をされるか、本当に分かりません。よく考えてみましょう。まず浄水器、これはかなりの確率で見られる詐欺のお約束アイテムです。しかも訪問時間が異常です。見知らぬ人の家をアポなしで夜中に突撃訪問なんて、常識的にありえません。
それでも私はまだまだ何にも知らない若い田舎者でしたので、震えながら勇気を振り絞って聞きかえしました。「それはどうしてもしないといけないことなのですか?」と。すると男は言いました。
「そういうことではないのですが、皆さんにお願いしております。扉を開けていただけないでしょうか。」と。私はこいつが何者なのか分からないがとにかく帰ってもらわなければ…、と思い「申し訳ありませんが、うちはやらなくていいのでお引き取りください。ガチャリ。」と、わりと丁寧に追い返しました。男が「絶対やらないといけません」と答える図々しい嘘つきでなくて、本当に良かったと思う。もし「絶対やる」と言ったら、どうしたらよかったのだろう。その時は迷わず警察へ電話です。他にどうしろと?
基本的に、「テレアポ、訪問販売は冷たく追い返す」が正しい対処です。丁寧に対処し話を聞くと、「まだ付け入る隙がある」と思われ、次の訪問または電話のリストに載せられ、その名簿は転売されるからです。2度と来て欲しくなければ?そう、「冷たく追い返す」のです!!話を最後まで聞く必要はありません。「いりません、ガチャリ。」が最も正しい回答なのです。
他にもいろいろとおかしな事件や詐欺まがいの経験がありましたが、長くなってきたので、今回はここまでにします。
【まとめ】
・困ったときに現れて「あなたのため」とか「助けたい」と言ってお金のかかる何かを紹介する人は詐欺師だ。それを「人の足元を見る」という。
・肝心なことを知るのにお金がかかるのは詐欺だ。「この先はメルマガ登録」は代表例。待っているのは追加料金
・誘われても集会に行ってはいけない。行ったら入会(または買う)ということだ。他の選択肢はない。宗教、ネズミ講系販売組織、健康機器や布団販売に多い手口。
・いらないものは「いりません」と、ものすごくはっきり言った方がいい。それで相手に嫌われても良い。押し売りを断られて怒る相手なんか何様だ…くらいの気持ちで。
以上、ご参考までに。

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