硬結は虫刺されに似ている。 | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

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こんにちは。ipocoです。
本日のテーマは、
インスリンポンプのカニュレ留置箇所で硬結が起きたので、観察してみました。」です。


インスリンポンプでは、注射針の代わりに「カニュレ」という細くて柔らかいプラスチックの針を刺して、ポンプ本体につながったチューブからインスリンを点滴し続けるのですが…


このカニュレで起こるのが「硬結」という炎症で、ポンプ特有のデメリットのひとつです。


衛生的に、目安としてカニュレは3日に1度は交換するのですが、早い人では3日たたずとも、この「硬結」が起きるそうです。硬結が起きてもそのまま留置を続けていると、インスリンが効きにくくなったり、周辺の皮膚が硬くなる、赤くなる、かゆくなる…などの症状が出てきます。


対策はズバリ、「早く交換しろよ!」です。
始まったのに気がついたら、早く次のカニュレに交換するしかなく、他にどうしようもないのです。



…。


これまでにも、私はカニュレを刺してお腹の周りなどがかゆくなったことが何度もありましたが、それはカニュレを貼る粘着シールにかぶれて皮膚の表面がかゆくなっていただけでした。それで、「硬結」というくらいなら、いったいどのくらい硬くなるのだろう…と、ネット情報などを読んでぼんやりと想像していましたが、自分の身に起こっていないためか、どうもイメージが掴めませんでした。



そんなある日のこと。

この2週間ほど、脚に刺していたら立て続けに、
ウワサの「硬結」が自分の身に起きました。

ほほう、これがウワサの…。
というわけで、詳細をリポートしまーす。





まず、カニュレをシールごと剥がしてみました。

べりり。


そうすると、シールの下に隠れていた部分の皮膚が、直径で1~1.5センチくらいが赤くなっていて、「硬結」の名の通り、腫れて硬くなっていました。触ると痛みもあります。


硬さ、つまり腫れ方は、
ズバリ虫刺されのような感じです。

この腫れと痛さを虫の種類で言うと、
蚊に似ていますが、かゆくはありませんでした。
一番近いのは、アブに刺された感じです。

(え、都会に住んでる?
アブなんか刺されたことも、見たこともない?
じゃあ、ブヨも知らない?そうですか…。
どっちも刺されると、すごく痛いのよ。
蚊よりずっとかゆくて、痛いのですよ。)


私は斜めに刺す「シルエット」というタイプのカニュレを使っているため、横に刺しているイメージに近くなります。その結果、炎症が皮膚の表面に起きているように見えたのかもしれません。実際、針を刺したポイントはほとんど変化はなかったのに対し、カニュレの先端の位置に向けて、三角形に腫れていました。

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同じように考えると、垂直に刺す「クイック」タイプのカニュレをご利用の方は、炎症部分が皮膚の中になりますので、皮膚の表面からは見えにくいかもしれません。その場合、上から見ると円錐型に硬結が広がっていることになるのでしょうか?



ちなみに硬結が始まると、私の場合インスリンの効き方が不安定になるようです。だいたい刺してから2日半~3日で起こったのですが、食後の血糖値がやたらに高いのに、4時間ほどたってから突然遅れて効いてきたり、ベーサルでも通常時の110%~120%のインスリンが必要になったりしていました。


別の場所に差し替えるとインスリンの効き方は正常に戻り、2~3日で腫れも引いてきます。



硬結は「もうやだよ、頑張ってないで早く新しいのに変えようよ。」という身体からのサインなのでしょうね。
…しかし、実はシールの下に腫れている部分がすっぽりと隠れてしまい、よく分からないのが現状です。


以上、ipocoからあなたへのご報告でした。