中枢まで、きている。 | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

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こんにちは。ipocoです。

本日は、低血糖のお話です。

ここ数年、低血糖の症状が変わってきた気がするのです。

ふるえとか、冷や汗で気がつく事が減りました。

逆に、意味もなくボンヤリしたり、数字の計算やパソコン操作が普通にできなくなったことで気がつき、測ってみるとかなり低くて40mg/dl台ということが多い。

と思っていたら、どうもこれは長期にわたり糖尿病でインスリン注射をしている人の特徴らしいのです。


手のふるえや冷や汗は、血糖値が下がり始めているので、体が血糖値を上げようとしているサインで、いわゆる『自律神経症状』です。

それを通り越してしまうと、体が自分で何とか出来なくなって、脳の働きに影響が出てきます。ぼーっとして考え事が出来なくなり、ひどくなるとおかしな言動や昏睡になる『中枢神経症状』です。


だいたい、注射を始めてから8年位でこの自律神経症状から中枢神経症状への移行が顕著になってくるそうです。

私の場合も、すでに糖尿病の発症から20年です。確かにこの10年ほどで中枢神経症状が顕著になった気がします。この5年位は、ふるえた記憶がほとんどないのです。


中枢神経症状が進むと、血糖値を上げるホルモンが大量に出てしまうので、後で高血糖になります。

ぜひ、『自律神経症状』の時点で低血糖になっているとキャッチし、早めに対処したい。

なのに、そのサインに気がつかないで見逃してしまう。


なぜでしょう。

色々調べてみると、
・体が、低血糖センサーを下方修正している。
・合併症で神経障害がおきていて、無感覚になっているため気がつかない。

ということがあるらしいのです。

前者の場合は、長い年月のうちに慣れてしまった、ということになります。
後者の場合は、合併症のひとつで、無自覚低血糖とも言われ、突然の昏睡につながる可能性大です。

合併症の検査はだいたい、半年に一度していますが、神経障害を指摘されたことはありません。私の場合は、おそらく、前者(慣れてしまった)と考えられます。

対策としては、低血糖の原因になっている事を考えて再発を防ぐ。
また、自分の状態を観察し、色々なサインをキャッチするしかないのです。

よく血糖値が下がる時間には、こまめに血糖値を測ったり、顔色が白くなってきていないか観察してみると良いそうです。


そういえば、私の低血糖は休日の夕方によく起こります。
これは、平日と休日の生活スタイルが違うからだと思われます。
休日はインスリンの量を微調節したり、おやつタイムを設けることで対応してみたいと思います。





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