もしもインスリンを注射しなかったらどうなるか?実験しました | IDDM(一型糖尿病)・ipocoの暮らし

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こんばんは。

1型糖尿病患者のipocoです。

インスリン注射の治療が必須の1型さんも、
治療の経過、必要になってインスリン注射を行うことになった2型さんも、
「注射を打ち忘れちゃった」「ためしにしないでいたら、どうなるかやってみた」
という経験をお持ちなのではないかと思います。

今日は、タイトルのとおり、私が「注射しなかったらどうなるか?」を実験したときのお話をしてみようと思います。


なぜこんな実験をしてみたのかというと・・・

私も、発症して最初の数年は、「注射しないなんてとんでもない」と思っていたのですが、長い年月を過ごすうちには当然のごとく「インスリン注射を自宅に忘れてきていた」というような緊急事態が発生してしまうことも起こりうるわけなんですよねあせる

命にかかわることなのに、緊張感が足りない・・・といえばそれまでなのですが、何しろ私はけっこうズボラで適当な性格なので、気を抜くとそのような事件が発生するわけです。


そんなわけである日会社に行き、いつものようにランチを食べて注射しようとしたら、「カートリッジの注射針だけ1本も持ってないビックリマーク」という事態が発生したとき、私はふと考えました。

「どうせなら、打たなかったらどうなるのか、実験してみよう。」

当時、私はすでに社会人で、発症してから10年近く年月が過ぎていましたので、自己分泌はゼロ。
食事をして、通常通りの生活を送って、外から注射したインスリンも、自分で分泌するインスリンも、全部なくなった状態になったら、どうなるでしょうか?


結果:

(1)午後4時(昼食後3時間)・・・高血糖になって、すっごく気持ち悪くなる。
(2)午後9時(昼食後8時間)・・・気持ち悪くなりすぎて、めまいが始まる。
(3)午後10時(昼食後9時間)・・・残業を終えての帰宅途中、歩くのもやばい。
(4)翌日になっても、相当気分が悪い。水を飲み続ける・・・・


結論:

食事1回分くらいが抜けても何とかなるが、それ以上は高血糖の症状に勝てない。私は無理でした。
注射は毎日、キチンとしましょう。



皆さんも、自分の限界を知っておくのは災害対策時のことなどを考慮しても有効なことかも知れませんね。

(もちろん、命は大事なので、無理な実験は絶対やめましょうね)

それではまた。