傷つけ合うためじゃなく 僕らは出会ったって言いきれるかなぁ?今 わかる答えは一つ ただ一つ I love you,and I love you …

言わずと知れたMr.Childrenの名曲"and I love you"の歌詞の一部です。この曲に多くの人がどのような印章、解釈をするかはわかりませんが、ここでは俺なりのand I love youを。


傷つけ合うためじゃなく 僕らは出会ったって言いきれるかなぁ?答えはNOです。つまり人と人が出会えば必ず、大なり小なり、傷つけ合ってしまう部分があるということです。それが愛する恋人であっても、親友であっても、家族であっても、友人でも他人でも。それでもそれを認めたくはないそんな感情からこのような言い回しが成り立っている気がします。本当は傷つけ合わず生きて行ければそれが一番いい、でもそれは不可能なんだ。
そして そんな迷いを内に秘めながらも、わかることがただ一つある。
I love you,and I love you …
それはとても単純でありふれていて、でもとても深くて壮大な一言。
愛するあの人も、いつも俺を支えてくれる友人も、育ててくれた家族も、自己中心的な彼、毎日遊ぶばかりのあの娘、そこにいる全く知らないあなたも、そして憎くてたまらない人、殺人犯、考えが全く合わない人、全ての人間を愛しています。ただそれだけなんです。
でも この愛ってのがまた一般的な愛とは違う気がします。
愛は絶対的じゃないのです。形を変えます。だけど愛は消えない…そう思います。
目の前で困っている人をみたらきっと助けたく思うでしょう、助けたいと思わない人も状況が変わりアイが形を変えればきっと目の前の困っている人を助けたくなるはずです。それは思うだけでもいいです、いつかは行動に出るはず。出なかったとしても、あきらめてしまうよりは全然いいでしょう。そう思える心はとても大切なもの。
だからこそ俺はどんなに傷つけ合っても目の前の人間を愛しています。それが時として、言葉にならなくても、意識に上らなくても、ましてや嫌っているときがあるとしても。

しかしそれは時として人を嫌っている時間がどうしてもあることも意味します。そんな迷いが

どうしようもなく急に一人になりたいときがあり 屋上で月を眺めていた 君に想いが強く向くほど 臆病になるのがわかって 素直には認められなくて
でも君が僕につきとうしてた 嘘をあきらめた日 それが来るのを感じたんだ 未来がまた一つ ほらまた一つ 僕らに近づいている I love you,and I love you…

という大サビに現れているように思いました。

and I love youと言うには己の小ささや弱さ、愚かさ、そしてそれを誰もが抱えていることを認めなくてはいけないのですね。

大きなこと書いてるくせに当人はとても器の小さな人間どあることを 最後にお詫びしておきます。

そして この文章を読んでくれたあなたへ、

"and I love you"