午後1時過ぎに病院からの電話。

義父が危篤状態だと言う。


え、なぜ??

あまりに急でびっくりしたが

先週の電話で聞いた貧血の原因が

身体内部の出血で止まらないと言う。


輸血をしているけれど

出血が止まらないから貧血が治らない。


さらに、発熱から肺炎がかなり進んで

酸素マスクで濃度マックスにしても

呼吸が苦しそうな状態だった。


血圧も60を切っている状態。

かなり危ないとのことだった。


火曜と日曜が仕事休みの夫なので

今日は運良く?家にいたので

急いで一緒に病院へ向かった。


たまたま大学生の息子たちも

今日は家にいたので一緒に。

わが家から義実家近くの病院へは

車で約1時間。


義実家と病院は徒歩5分。

義実家に住む義弟には白杖を頼りに

先に一人で病院へ向かってもらった。


現地に着いて義父の様子を確認してから

医師からの説明を聞いた。

主治医が研究日とかで休みのため

今日居合わせた医師とやらの説明。


正直、改めて聞くほどでもない

既に聞いた内容でしかない報告10分。

それ以外の30分はいかに食事が大事か、

腸活の重要性など、今必要か謎の講義。。


今日の医師も主治医も

はっきり言ってかなり高齢の医師で

呂律が回ってないし、声が小さいし

話もあまり伝わってこない。


高齢化社会って怖いな、、

何度もそんな事が頭をよぎっていた。


結局、病院に2時間いたけれど

義父は危ないながらに安定状態。。


認知症で今となっては意識も微妙な義父に

目の見えない息子二人が声をかけても

反応があるわけでもなく

その状況を二人に伝えるにも

もうどうしたらいいやら、本当にカオス。


対面は3人ずつとのことだったので

義弟と私が息子二人と入れ替わる形で交代した。


息子たちも義父には思い入れがないので

あっさり。。仕方ないよね。

義父がそういう人だったから。


なんなら、息子である夫も義弟も

なんのダメージもないような感じ。

義父のベッドの横で葬儀の話をしていた。


私はその横で、

輸血や、ウィルス感染検査などの

承諾書に代理サインをしていた。


患者の代理である夫(義弟も)が視覚障害で

書類に字が書けないため、

私が代筆することになる。


そのまま病院にいても出来ることがなくなり

結局、一度帰宅することになった。


帰る頃は日が落ちていて

義弟は一人で帰宅できない状態だった。

夫と義弟の病気は夜盲を含むので

夜になると特に一人では行動が難しい。


「お兄ちゃんどうしよう。

オレ帰れなくなっちゃった。」(49歳)


わかっていて夫に話す義弟にイライラしたが

夫は当たり前のように私に義弟の介助をさせた。


わが家の車は一応5人乗りだけれど

大の大人、しかも男性ばかり3人が

後部座席に座るにはちょっと厳しい。


しかも、息子たちは義弟を嫌っている。

なぜなら、息子たちが幼い頃から

義弟は適応障害だとかでひきこもり。


何回かしか顔をあわせたこともなかったし

息子たちには不気味でしかない存在だった。

近づきたくないのも理解できる。


仕方なく、息子二人を病院に残し

一度義弟を義実家に車で送って

また病院へ息子たちを迎えに行った。


なんという家に嫁いでしまったんだろう。


ちなみに義実家の向かいに住んでいる

義父の実兄家も全く頼りにできない。


目の前に住んでいるのにあまり交流もなく

実兄は2年前に他界し、

そのすぐ後に奥様は施設へ入所。


夫の従兄弟にあたる義父の実兄長男は

子連れの方と結婚して親子が不仲だったため

私たちともろくに顔を合わせたこともない。


もう親族一同ややこしくてわけがわからない。

そんな一族を相手に

これからやってくる義父の葬儀を

私一人でどうやって捌くんだろう。。


考えたら恐ろしくて仕方ない。


なるようにしかならないけど。。