前回、JDBCでAS400にアクセスする際、AS400側でライブラリの指定はできるが、ファイルの指定はすべてのファイル自体にアクセス制限をかけないといけないので現実的でないのでできないとの見解でしたが、方法の1案を考えました。

アクセス可能にするファイルをその都度作成していかなければいけないのでユーザ数やファイル数が多くなると管理が大変になりますが、たいていユーザ毎にアクセスするファイルは決まっていると思われますのでできるだけ同じ物理ファイルに関係する論理ファイルを作成しないようにすればそれほど複雑にならないと思われます。

方法:

①JDBCで接続する専用ライブラリを作成。(例:JDBCLIB)

②先に作成したライブラリ(例:JDBCLIB)にアクセス可能にする論理ファイルを作成。

③JDBCで接続する専用ユーザを作成。(例:JDBCUSER)

④先に作成したユーザ(例:JDBCUSER)のユーザー・プロファイルのジョブ記述を変更し先に作成したライブラリ(例:JDBCLIB)のみアクセス可能にする。

*ユーザー・プロファイルのジョブ記述を変更については「OpenOfficeBaseからJDBCを使用したAS400への接続(追加事項)」を参照。