2025年7月28日:パート2

 20時過ぎ。都内某ホテルの部屋からのブログ。明日の「人間ドック」に備えて、ここからは何も食べない!水を飲みながら、パソコンのキーボードを叩いている!!

 7月25日。中曽根康隆 自民党青年局長が、党本部で森山幹事長と面会!!「事実上の退陣要求」を突きつけた。

 過去の歴史を振り返っても、自民党が危機に直面した際、真っ先に党内で声をあげ、行動して来たのは若手議員だ。その意味で言うと、中曽根青年局長を含む青年局メンバーの人たちの思い切った行動には、(個人的には)好感を抱いている!!彼らの気持ちは、よく理解出来る!!

 いつも言っているように、「老害より若気の至りのほうがずっとマシだ!」というのが、山本一太の持論だ!!(笑)

 今回の青年局の「総理への退陣要求」は、「今、こうすれば自分たちがスポットを浴びられる!」とか、「世間からカッコいい改革派として認知される!」みたいな姑息な計算やナルシスティックな感覚からではなく、危機感に駆り立てられた「やむにやまれぬ思い」から発したものだと信じている!!

 ちなみに、「政界のサラブレッド」の1人である群馬1区選出の中曽根康隆氏は、これまでも「それなりの存在感」はあった気がする。

 が、今回、若手議員の代表として、改めてスポットを浴びたことで、初めて「全国区」になった感じだ!!

 きっと、お父上の中曽根弘文氏より、お祖父様の中曽根康弘元総理に性格が似ているのではないかと勝手に考えている(笑)若い康隆代議士には、これからも頑張って欲しいと思うし、地元の知事として期待もしている!!

 が、そのことを断った上で言うと、今回の自民党青年局の動きは、(残念ながら)国民から「ヒロイックな決断」みたいには見られていない!!周りの反応から、それがよく分かった!!

 当日の夜、電話で複数の友人や有識者と話した際、彼らの率直な意見を聞いた。

 「今回、若手が率先して総理に退陣を迫ったのは良かった!自民党のイメージも少しは好転したのではないか!」という答えを予想していたが、真逆の返事が返って来た!!(ガクッ)

 要約すると、3人とも、次のような見方だった。

 「申し訳ないが、今度の若手議員たちの行動は、思ったより印象が良くない!!責任を石破総理1人に押しつける前に、先ずは、自分たちが過去に起こした問題(過激ダンスショー事件)を反省すべきだろうみたいな声が聞こえる!!」

 もちろん、中には「頼もしい!」と思ったひとだっているかもしれない。が、石破総理の退陣問題をめぐるその後の動きを横目で見ながら、「なるほど、この分析は必ずしも間違っていない!」と感じている。

 たとえそうだとしても、自民党再生の鍵を握るのは、常に古い慣習や政治文化に縛られていない次世代議員たちだ!!多少の反発や批判は気にせず、信じたとおりに思い切って行動すればいいと思う!!

 が、「自分たちの言動や行動が、世の中(一般の国民)からどう捉えられているのか?」は、冷静に受け止めつつ、次の一手を考えたほうがいいのではないだろうか?!

 今から30年前に自民党の若手議員としてデビューし、改革派として行動して来た67歳のベテラン政治家(先輩議員)からの「ちっぽけなアドバイス」だ!!