2024年10月28日:パート1

 昼過ぎ。熱い紅茶を飲みながらのブログ。今日は終日、身体を休めつつ、家で仕事や情報収集をやる!!

 昨日、投票が行われた衆院選挙で、与党が大敗!!自民党と公明党を合わせた議席が215議席まで大幅に減少!!自公で過半数の233議席を下回った!!

 特に、最大政党の自民党にとっては、200議席を割り込むという予想以上の惨敗となった!!

 対して、立憲民主党は大きく議席を増やした。選挙前の98議席から148議席まで急増した!!報道によると、与党が過半数を割り込むのは、政権交代が起きた(=民主党政権が誕生した)2009年以来とのこと。すなわち、15年ぶりということになる!!

 落選した複数のベテラン議員から、「こんな逆風は、政権交代選挙以来のことだった!」とか、「あの時と同じ雰囲気を感じた!」みたいな声が出ている!!

 が、選挙研究家を自負する現職政治家、山本一太の目から見ると、2009年の政権交代選挙と、与党が大きく議席を減らした今回の選挙での逆風は、全く質が違う!!

 ひとことで言うと、自民党が政権から滑り落ちた15年前の選挙での逆風は、激しい熱風だった!!自民党の参議院議員として、全国各地を応援に飛び回った自分が言うのだから、間違いない!!

 候補者と並んでマイクを握った街頭演説で、聴衆から罵声を浴びた。演説の前後に陣営が配るパンフを受け取ってくれる人も、ごく一部だった!!

 事実、自分の記憶が正しければ、2009年の選挙で自民党が獲得した議席は119議席。小選挙区で当選した議員は、64人(?)しかいなかった!!一方で、民主党の獲得議席は300を超えた!!

 野党に転落した自民党にとって、最大の救いは、(比例区を合わせた)全体の議席が100を上回ったこと。あの時、もし自民党の議席が100を下回っていたら、党は求心力を保てず、分裂していた可能性が大きい!!

 全国各地を応援行脚する中で、ハッキリ分かったことがある!!それは、自民党で本当に選挙の強い議員は、60人余りしかいないという事実だ!!

 逆に言うと、あれだけの逆風でも選挙区で当選した60人余りの議員は、「真に選挙が強い!」ということでもある!!もちろん、その中には、故 安倍晋三総理や、石破茂総裁、河野太郎前デジタル担当大臣等も含まれている!!

 ちなみに、この選挙で苦杯を舐めた人たちの大半が、その後の選挙で復活した!!これは、まさしく「国政選挙6連勝」という離れ業(?)を成し遂げた安倍元総理のお陰だ!!

 過去のブログにも書いた憶えがあるが、安倍元総理は自民党の危機を救っただけでなく、多くの自民党議員の人生を救ったのだと思っている!!

 2009年の政権交代が起きた直後、自民党の中堅参院議員として、こう思った!!

 「国民の皆さんが、政権交代を望んだ!!これはこれでスッキリしている!!当分の間、政権は戻って来ないだろう。この間、仲間たちと党改革を進め、5、6年後に政権奪還を狙うしかない!!先ずは、民主党のお手並み拝見だ!!」と。

 この時に比べて、今回の衆院選の結果は、どうだったろうか?!与党(自民党と公明党)の議席が過半数を割ったとはいえ、依然として比較第一党は自民党のままだ!!

 しかも参議院では、自公が過半数を握っている。ひとことで言うと、選挙後の中央政界は、「中途半端な状況」に陥っている!!

 細かいことは書かないが、11月以降、石破総理が引き続き政権を担う流れになっても、別の総理(?)が誕生する流れになっても、政権基盤の脆弱なリーダーにならざる得ない!!不安定な政局が続くことが予想される!!

 何度も言うが、知事にとっては、中央の政治が安定していることが、何より重要なのだ!!どんな形であれ、安定的な政策決定システムを構築し、地方にとっても死活的に重要な補正予算の編成に取り組んで頂きたいと思う!!

 次のブログでは、気になっていた選挙区の結果、特に群馬県の5つの小選挙区の選挙結果に関する感想を述べる!!

 さあ、30分ほど、早足で街中を散歩し、それからアコギの練習をする。昨晩から、テレビやネットの画面(選挙関連のニュース)を見過ぎて、軽い頭痛がする。軽い運動が必要だ。