2022年7月27日:パート2

 15時過ぎ。東京から京都に向かう新幹線車中からのブログ。

 本日、県内で新たに確認された新型コロナ感染者は2,147人。前週同曜日(1,907人)よりやや増えた。少し増加のスピードが鈍化している気がする。

 亡くなった人は0人。昨日から今日に限って言うと、退院する人が入院患者の数を上回った。が、病床使用率に関しては、まだまだ厳しい状況が続いている。

 知事である自分が、来夏の知事選への立候補を表明した25日、NHKのニュースで、参院選の投票日に行われた出口調査のデータが公表された。それによると、「山本知事の県政運営」について、「評価する」が全体で79%(8割)に達していたことが判明した。

 

 

 正直な感想を言うと、この数字は「かなり高い」と感じた。例えば、2020年の9月、2ヶ月後の大阪都構想の住民投票を睨んで産経新聞が実施した大阪市民への世論調査で、当時、(今も?)圧倒的な人気を誇っていた吉村洋 文知事の支持率は75、5%。松井一郎 市長を支持する市民は、57、9%だった。

 更に言うと、2021年の都議選で朝日新聞が行った出口調査での小池百合子知事の支持率は57%。つけ加えると、今回の参院選に群馬地方区で立候補していた現職の自民党ベテラン候補の得票率は、64%だった。

 先の参院選群馬選挙区でのNHKの出口調査は、「山本知事の県政運営」に対する評価を聞いている。「支持するか否か?」を尋ねているわけではない。が、仮に「支持するかどうか?」という質問をしていたとしても、結果はあまり変わらなかっただろう。1500以上のサンプルで実施した独自の世論調査でも、「知事の支持率は7割」と分析されているからだ。

 過去3年間は、まさに危機管理の連続。「悪戦苦闘の日々」だった。反省点も色々ある。が、それでも、山本県政を「8割の県民が支持してくれている」と分かった。この数字を見て、嬉しいと思わないわけがない!知事として、こんなに励みになることはないもの!(感謝)

 過去のブログにも書いたが、自分は「ふわっとした周りの評判」とか、「耳に入って来る噂話」のような類の情報は、最初から信用していない。ましてや、ネット上の一部の悪意に満ちた人々(実は熱心な知事ファン?)による罵詈雑言など、何の参考にもならないと考えている。(笑)

 だからこそ、上記のNHKのデータは、現段階の「事実」として、冷静に受け止めたいと考えている。

 NHKの報道の内容は、早速、昨日の庁議で、(独自の世論調査の結果と併せて)幹部職員の皆さんと共有させてもらった。理由はシンプル。この8割という県民の評価は、知事の個人的な人気によるものではないからだ。

 もっと言うと、誰か1人の人間の力で成し遂げたことでもない!これは、県庁全体(=県庁職員全員)の努力で勝ち取った勲章(?)なのだ。2人の副知事や部長、アドバイザーの人たちも、きっと喜んでくれたに違いない!!

 え?だからと言って、自分の心には、1%の油断も慢心も出現していない。今後も、間違いなく様々な試練や難問に次々と直面する。周りの評価なんて、ひとつの失敗で、あっという間に変わる。世の中とは、そういうものなのだ。

 そもそも、知事の支持率が高かったとしても、「次の知事選を有利に戦える」などとは一切、思っていない!!来夏の2度目の知事選は、間違いなく厳しい戦いなると覚悟している。選挙とは、それほど厳しいものなのだ!!

 ここまで書いて、再び激しい睡魔に襲われた。京都駅に着くまで、まだ十分、時間がある。少しでも眠っておこう。

追伸:一昨日の立候補表明の後、地元秘書たちに、こう伝えた。「次の知事選に向けての我々の戦略(合言葉)は『電光石火』だ。これからの1年間、あらゆることに先手を打っていく!」と。

 来夏の知事選に「再選を目指して立候補する」ことを表明したのは25日。翌日(26日)のうちに、自民党県議全員と2人の公明党県議、12人の市長全員に電話した。余分なことは言わず、(単刀直入に)「ぜひ、力を貸してください!」とお願いした。県議の人たちも、市長の皆さんも、とても好意的だった。(感謝x20)

 特に嬉しかったのは、電話で言葉を交わした自民党県議(+保守系県議)のほぼ全員が、(まだ党本部からの推薦をもらったわけでもないのに)「大丈夫、知事の気持ちは良く分かっています!」「もちろん、頑張ります!」「全力で応援しますからね!」と言って激励してくれたことだ。

 同志の皆さんのご厚意、決して忘れませんから!!(感謝X100)

        <先の参院選出口調査におけるNHKのデータ>