2021年12月24日

 夕方。たった今、帰宅。背広のまま、パソコンの前に座った。部屋が暖まるまでには、もう少し時間がかかる。熱いミルクティーを飲みながら、本日最初のブログを書き始めた。

 今、気がついたが、今日は「クリスマス・イブ」だった。そもそも、知事である自分の頭の中には、クリスマスも、大晦日も、お正月もない!最近は、曜日も分からなくなっている。

 そりゃあ、そうだろう。県内で、新たなデルタ株のクラスターが連続発生している。加えて言うと、明日、群馬のどこかで、オミクロン株による市中感染が判明するかもしれない。そうなると、いつ、オミクロン株の感染急拡大が起こるか分からない。

 様々な状況から考えて、6例目の豚熱や、県内初の鳥インフルエンザだって、いつ発生しても不思議はない危機的な状況だ。年末年始の大雪による災害も心配だ。

 大晦日だろうと、元旦だろうと、何かが起こったら、真っ先に県庁に駆けつけ、対策の指揮を取らねばならない!常に先頭に立ち、県民の生命と安全を守る。それが知事の責務だ。

 さて、本日は午前7時過ぎに高崎の自宅を出発。今年度2度目となる知事と12人の市長との意見交換会に向かった。約1時間、新型コロナ対策や豚熱問題について話し合った。3回目のワクチン接種を迅速に進めるためにも、豚熱の発生を防ぐための対策を加速させるためにも、県と市の連携が不可欠だ。そのことを再認識した。

 今日は、重要な昼食懇談会(3人)を挟んで、午前、午後と県内(高崎市と前橋市)を回った。ほぼ2年ぶりとなる地元の政治活動だった。次々と会社を訪問し、複数の経営者と言葉を交わした。県の対策への評価、地元経済の現状等について、生の話を聞いた。スゴく参考になった。こう思わずには、いられなかった。

 「なるほど、やっぱり、自分は地元の人たちと話すのが好きなんだな!」と。

 それはそうと、本日、県内で確認された新型コロナの新規感染者は16人。なかなか1桁には下がらない。(ため息)地域別の内訳は、最多の伊勢崎地区が7名、太田地区が4名、桐生地区が2名、前橋市、渋川地区、館林地区が各1名。

 クラスター関連の陽性者は4人。桐生市内(及び太田市内)の2ヶ所と前橋の工場だ。クラスター関連を除いても、11人の感染者が出ていることになる。

 経路不明が3割。16人のうち、10人がワクチン未接種だった。更なるクラスターの拡大を抑える(=新型コロナから県民を守る)ためにも、事業主の皆さん、特に派遣事業者の方々に対して、感染防止対策の徹底や従業員に対するワクチン接種の勧奨、追跡調査への協力を(今まで以上に強く)お願いしていくつもりだ。この点については、本日の市長との会議でも、複数の首長が指摘していた。

 さあ、着替えて、夕食の準備をする。

          <県内12人の市長と意見交換>