2021年10月21日:パート2

 21時過ぎ。熱い紅茶を飲みながらのブログ。

 本日、県内で確認された新型コロナの新規感染者は4名。利根沼田地区が2名、伊勢崎地区と太田地区が各1名。

 直近1週間の新規感染者数は、今日の新規感染者数4人を含め、34人となった。
先々週の62人、先週の53人から、さらに減少し、3週連続で2桁台が続いている。病床の稼働率は3.3%。8週連続で減少している。

 県内の感染状況が落ち着いているのは、県民の皆さんのご理解と努力のお陰だ。が、冬に向けて、新たな感染拡大の波に見舞われることも十分、考えられる。県民の方々には、引き続き、マスクの着用やこまめな手洗い等、基本的な感染対策の徹底をお願いしたいと思う。

 15時からの定例会見では、「ぐんまワクチン手帳」の登録実績を報告した。先週13日(水)から運用をスタートした「ワクチン手帳」に関しては、本日12時現在で、登録者数が約16万8千人となった。予想を上回る登録者数だ。

 この数字を見て、「ワクチン手帳」に対する県民のニーズや関心の高さを、改めて実感している。登録者の年代はどうだろうか?ブログ末尾に添付したスライドを見て欲しい。

 50代、40代を中心に、幅広い世代の方々に登録をいただいている。

 「高齢の方はデジタルが苦手」というイメージを持っていたが、60代以上の方が全体の約3割に当たる4万7千人、さらに70代以上の方でも全体の1割弱に当たる1万5千人を超える人たちが登録していることが分かった。

 群馬県は、2023年度末までに「日本最先端クラスのデジタル県」になることを目指している。これを機会に、ぜひ高齢者の皆さんにも、積極的に「ワクチン手帳」に登録いただき、デジタルの利便性や魅力を体感じていただきたいと考えている。


 他方で、ワクチン手帳が全国に先駆けた取組であるがゆえの課題も浮上した。この件については、改めて書く。

 さて、ここからは、前橋市内の農場において発生した県内4例目の豚熱(CSF)の進捗状況の報告。防疫措置の現状に関するスライドも添付した。

 飼養豚の殺処分は、昨日20日から開始した。これまで殺処分した頭数は、本日12時現在で1,064頭。全体の進捗率は、27.3%となっている。

 昨日は、県職員を中心に対応した。が、本日からは、国や、近隣市町村、県外獣医師、JA、建設業協会等にもご協力をいただきながら、作業を進めている。殺処分終了までは10日程度、その後の消毒を含めると2週間程度での作業終了を見込んでいる。引き続き、関係者の方々と協力し、しっかりと対応していく。

 加えて、昨日からは、国と県の獣医師で構成する疫学調査チームが、当該農場の飼養衛生管理の状況や感染経路の調査・検証を実施している。調査の結果を踏まえつつ、必要な対策を検討する。

 農場や埋却地の近隣にお住まいの方々には、ご迷惑とご心配をおかけし、申し訳なく思っている。県としては、埋却後の周辺環境等についても、関係機関と協力しつつ、適切に対応していく方針だ。この点は、ぜひ、ご理解をいただきたいと思う。