2021年4月14日
21時過ぎ。高崎の自宅。ようやくブログを更新する時間が出来た。(ふう)
午前中は、富岡市内の「群馬県自然史博物館」を視察。県内では最も人気のある県有施設の1つ。恐竜に関する展示が充実している。
ブラキオサウルスの全身骨格の大きさに圧倒された。動くティラノサウルスの実物大模型も迫力満点だ。幅広い年代の県民(特に子ども)に人気がある理由がよく分かった。
今は、新型コロナ感染症対策の観点から、予約制による入場者の制限を行なっているとのこと。「何とか県内の感染拡大を抑え、また大勢の子どもたちが見られるようにしたい。」心からそう思った。博物館スタッフの皆さん、丁寧な対応、ありがとうございました。私は漫画、アニメ、映画、格闘技、怪獣等のマニアであると同時に、実は(子どもの頃から)恐竜が大好きなのです。
13時30分。豚熱問題に関する関係部局との協議。2度目の豚熱発生を受けた新たな緊急対策の内容について議論した。
14時30分。県内の労組関係者の方々から要望を聞いた。3人の県議が同席。15時からは豚熱問題に関する協議を再開。真剣な議論の末、対策の主な柱が固まった。県議会で、しっかり説明する。
16時。沼田地域の高校再編に関する庁内での打ち合わせ。続けて17時30分からの「新型コロナ感染症に関する関係部局会議」に出席。現状の分析と今後の対応を話し合った。明日の定例会見で新たな方針を発表する。
新型コロナといえば、本日、国内で感染が判明した人は4312人。全国の1日の感染者が4000人以上となるのは、1月28日以来だと報道されている。
感染拡大が最も深刻な大阪府は1130人で過去最多を更新。兵庫県も初の500人台となった。関西圏での感染が急拡大している。日本医師会の中川俊男会長によると、大阪府では、「すでにある種の医療崩壊が始まっている」ようだ。
群馬県が最も影響を受ける東京都の感染者は591人。2度目の緊急事態宣言が解除された後では、最多の数字を記録した。
明らかな「第4波」は、群馬県の状況にも影響を与えつつある。本日、群馬県内で確認された新規感染者は56名。増えることは分かっていたが、予想より多かった。いよいよ、群馬県内でも「リバウンドの傾向」が明確になって来た感じだ。
最多は伊勢崎地区の12名。太田地区が11名、館林地区が10名、前橋市が9名となっている。経路不明は3割。60代以上の割合は1割以下(7%)だった。
今日の数字を含めると、直近1週間の1日あたりの新規感染者数は29名近くになる計算だ。残念ながら、目標値の「20人未満」を10人近く超過していることになる。
ただし、最も重要な病床稼働率は(依然として)2割台前半。懸命に「実際に使える病床数」を増やして来たことが、大きく役立っている。が、余談は許さない。本格的なリバウンド現象に晒されたら、この数値はあっという間に上昇してしまうからだ。
先月26日から始まった県民による県内観光振興キャンペーン「愛郷プロジェクト」は、今日も続いている。最新のデータを確認してみたが、前回の同時期と比べても、上々の滑り出しだ。だからこそ、今後の判断が難しい。
地域経済の流れを止めたら、県民の暮らしを守れなくなる。が、新型コロナから県民の生命と健康も守らねばならない。ここからは、知事として「厳しい選択」迫られることになるだろう。明日からの感染状況もよく見極めていく。
<UAゼンセン幹部と県議が来訪>
