2021年4月12日

 14時30分。高崎の自宅からのブログ。

 本日(月曜日)はテレワークの日。いわゆる「率先垂範のマンデー」だ。それでも、午前8時30分に家を出て、県庁に向かった。午前9時30分からの「令和3年度公立学校・県立特別支援学校等校長会議」に、どうしても顔を出したかったからだ。冒頭の知事挨拶で、新型コロナ対策に関する各校の協力に感謝の意を述べた。

 その上で、県が全国に先駆けて生徒1人1台のパソコン配備を進めていること、新たな県の総合計画で教育イノベーションを7つの柱の1つに位置付けていること、「始動人」を育成する教育環境の構築を目指していること等に触れ、「校長は責任の大きなポスト。大変だと思うが、群馬ならではの学びを実現するために、ぜひ力を貸してください」とお願いした。

 どんな行事や式典の挨拶でも、事務方が作成してくれた文章は参考にする。が、そのまま読んだりしない。ちゃんと自分の言葉に翻訳して伝える。そうじゃなかったら、トップ(知事)の熱意なんて伝わるわけがない。知事が出席する意味もない。そうでしょう?!

 校長会議での挨拶の後、知事室で首席補佐官と打ち合わせ。再び高崎の自宅に戻って、テレワークを実施中。14時過ぎには、オンラインの全国知事会議にも参加。群馬県知事として意見を述べた。

 少し前に、武藤健康福祉部長と電話で言葉を交わした。今日の県内の新型コロナ新規感染者は月曜日としては多い。目標を9人上回る28名だった。

 最多は前橋市の10名。次が太田地区の7名。ただし、9割は感染経路が分かっている。太田地区の陽性者も家庭内感染が多いようだ。やはり、感染しやすい変異株の影響が出ているのかもしれない。ここは要注意だ。60代以上の感染は7%(1割以下)だった。

 毎日、各地の保健所職員が懸命に対処してくれている。日々の数字に一喜一憂せず、全体の傾向をよく見極めたい。

追伸:全国知事会では、群馬県内で発生した豚熱に対する近県の協力に感謝を申し上げた。同時に、新型コロナ対策に関する群馬県の現状と取り組みにも触れた。次のように説明した。

 「首都圏に位置する群馬県の状況や経済規模等を考えると、『ウイルスを根絶する(=感染者をゼロにする)ことは不可能だ』と県民に説明している。その事実を踏まえ、1日当たりの新規感染者20人未満と病床稼働率2割以下という2つの目標を掲げ、この中で地域経済を回していくのが群馬県の方針。すでに先月の26日から(政府の予算も活用しつつ)5月末までの予定で、県民による観光振興キャンペーンも行っている。感染のレベルを目標値の範囲内に抑え、何とかこの観光振興策(地域活性化策)を最後までやり遂げたい。」

 さらに、こう付け加えた。

 「全国規模でのGoToトラベルが再開出来ない場合には、6月以降も各都道府県が独自に実施する取り組みに対して、国からの財政支援を要望したい。その際、地域の実情を熟知した都道府県の取り組みを尊重し、柔軟かつ弾力的な運用をしていただくよう、知事会の方からも(改めて)国に働きかけて欲しい。」

          <全国知事会には自宅から参加>



<令和3年度の校長会議で熱弁>