2021年2月16日
昼過ぎ。テイクアウトの豚・野菜カレーを食べ終わった。食休みをしながら、ブログを更新する。
午前10時からの庁議で挨拶。今日は20分の演説だった。冒頭、ニューヨーク州のクオモ知事が高齢者施設の死者数を隠蔽していた問題に触れ、「この事件から2つのことを学んだ」と話した。
1つ目の教訓は、(前回のブログにも書いたが)新型コロナ問題に関する情報公開の重要さ。「都合の悪いことでも、県民に事実を伝えねばならない」と強調した。その上で、幹部職員の人たちに、こう呼びかけた。
「その意味で言うと、健康福祉部が医療機関や医療関係者と粘り強い調整を重ねてくれていることに感謝したい。いわゆる希望的観測ではなく、現実的に稼働可能な新型コロナ向け病床数を発表していることも、入院調整中の感染者の人数を(誤魔化さずに)公開していることも、正しいやり方だと思う。」
「県民に対して、医療提供体制逼迫の実態を正確に理解してもらう必要がある。群馬県は、(上州人らしく)これからも実直に真実を語っていこう」と。
2つ目の教訓は、知事や自治体の評価は、厳しい持久戦(長期戦)の中で定まっていくということだ。新型コロナへの対応が絶賛され、一躍、全米のヒーローとなったクオモ知事の名声や功績は、今回の情報操作(?)問題で、一気に崩れてしまう可能性がある。
「以前にも申し上げたが、知事個人の派手なパフォーマンスだけでは、この戦いを乗り切れない。長期戦略と安定した基盤が不可欠だ。」そう力説した。
そのために必要な3つの基本方針にも、改めて言及した。(1)県庁職員の結束と県の一体的な対応(2)市町村との連携強化(3)県議会との信頼関係の構築〜だ。
あ、13時からの政策会議が始まる。この続きは次回のブログで。