2019年10月14日

 午前11時。県庁の知事室にいる。午前10時からの群馬県災害対策本部第3回会議を終え、1分前に部屋に戻った。

 災害対策会議では、冒頭、TVカメラやペンの前で、知事として次のような趣旨の指示を行った。

 「おはようございます!台風19号は、12日夜から13日未明にかけて、関東と東海、東北地方を縦断し、各地で記録的な大雨をもたらしました。その影響で、本県を含む複数の県で、河川の氾濫や決壊、土砂災害が発生しました。死者や負傷者が出た他、住家被害等も発生しています。」

 「本県でも、昨日の早朝から人命救助を最優先に捜索活動を行なってきました。残念ながら、新たな犠牲者が確認されてしまいました。お亡くなりになった方々に対し、改めて哀悼の誠を捧げるとともに、ご遺族ならびに被災された全ての皆様に、心からのお見舞いを申し上げたいと存じます。」

 「また、昨日の早朝より懸命な搜索活動にあたっていただいた警察、消防、自衛隊といった搜索関係機関の皆様に対し、この場をお借りして厚く感謝申し上げます。」

 「特に、陸上自衛隊第12旅団の皆さんには、重ねてお礼を申し上げたいと思います。富岡市や藤岡市における人命救助、嬬恋村での孤立施設への物資輸送に関し、お願いした災害派遣要請に迅速かつ適切にご対応いただきました!」

 「台風通過直後に開いた昨日の第2回本部会議では、その時点で把握出来た被害状況等に関して意見交換を行いました。その結果を踏まえ、市町村等関係機関と連携した救出活動、ライフラインの確保と復旧、情報集等をスムーズに実施出来たと考えています。」

 「今後、当面の災害対応を着実に進めていくべきことは当然ですが、復旧に向けた取り組みを更に加速させていく必要があります。次の4点に留意して、対策を進めていただくようお願いします。」

 「4点とは、(1)市町村と連携した更なる被害情報の収集(2)県民や市町村のニーズの把握とそれに基づく適切な支援(3)孤立集落等の早期解消(4)被災した施設、設備の早期復旧〜です。」

 「引き続き、県民生活の正常化に向けて市町村と協力しつつ、全庁体制で取り組んでいただきたいと思います!」

 あ、県土整備部が説明に来た。