立党６０年の総理スピーチ：「１億総活躍社会」とは成長と分配の好循環を生み出す新たなシステムの提案

２０１５年１１月２９日

　１４時からの「自民党立党６０年記念式典」に出席した。　冒頭、ラグビーの五郎丸歩選手が登場するというサプライズに興奮！　見事な演出だ。　夜のTVニュースは全て総理と五郎丸選手ががっちり握手をしているシーンを流すだろう。　五郎丸さんは、実物のほうがさらにカッコいい！　眼が澄んでいる。

　安倍総裁のスピーチは力強かった。　６０年前の自民党立党の大義が「日本の再建」だったことに触れ、その後の党の歴史を振り返り、「決断にも行動にも困難が伴う。その中で責任ある行動をとっていくのが責任政党である自民党の責務だ。この信念のもとに６０年の歴史を紡いできた」と熱く語った。　「この３年間の実績を踏まえ、経済好循環を全国津々浦々に広めていく」とも宣言した。

　総理は「１億総活躍社会」やアベノミクス第２ステージの目標、GDP６００兆円、希望出生率１．８、介護離職者ゼロ等にも言及した。　「１億総活躍社会とは成長と分配の好循環を生み出す新たなシステムの提案だ」と力説した。　最後に、新しい目標に向けて来年の参院選挙を勝ち抜こうと訴えた。

　こぶしを振り上げて熱弁を振るう総理の姿を見ながら強く思った。　新しい安倍総理を創ったのは「雌伏の６年間」だ、と。　前回の退陣が総理にとってどれほど辛く、かつ屈辱的なものだったかは想像もつかない。　あの地獄から生還したのだ。　他の政治家とは覚悟が違う。　しかも日々、進化を続けている。　今の安倍総理に「死角」は見当たらない。

　さあ、腹筋と背筋の時間だ。


◇山本一太オリジナル曲：
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」