2015年10月28日

 間もなく23時。 BSフジ「プライムニュース」の出演を終え、自宅に戻って来た。 熱い紅茶が美味しい。

 今晩の番組のテーマは、「日本はどう対応すべきか?世界記憶遺産とユネスコ」だった。 ユネスコ事務局が南京事件を世界記憶遺産に登録した問題について議論した。 

 もう1人のゲストは元フランス大使で、ユネスコ前事務局長の松浦晃一郎氏。 ユネスコ改革の立役者として大きな実績を残した松浦前事務局長の言葉には説得力があった。 とても勉強になった。

 昨年の6月、中国外交部が「南京事件と慰安婦に関する資料を中国国内の公文書館等が共同でユネスコ記憶遺産に申請した」と発表した。 その直後から、日本政府は1年以上に渡り、中国政府に対しては申請の取り下げと申請書類の提供を求め、ユネスコ事務局に対しては「政治利用」の懸念を伝えて来た。 ボコバ事務局長にも再三、慎重な審査を申し入れていた。 

 にもかかわらず、今月10日、ユネスコが南京事件に関する資料の登録を決定した。 これには強い憤りを覚える。 中立・公正であるべき国連機関として、明らかに不適切な判断と言わざる得ない。

 なぜこんなことが起こったのか? 日本はこの問題にどんな対応していくべきなのか? 日本の国連外交のあるべき姿とはどんなものなのか? 次回からシリーズで書かせてもらうことにする。

追伸:昼は知り合いのメディア人と会食。 「一太さん、ちっとも年を取りませんね!」だって。 そりゃあ、お互い様だろう。(笑) 

 午後には、EEZ(排他的経済水域)管理に関する法案の打ち合わせ会議もやった。 年内の法案要項作成に向け、粛々と準備を重ねていく。 


◇山本一太オリジナル曲:
「素顔のエンジェル」
「マルガリータ」
「かいかくの詩」
「一衣帯水」
「エイシア」