2014年10月30日:パート3

 20時過ぎ。 新幹線で東京に向かっている。 渋川市内で行われた某県議(高校の先輩)の県政報告会で挨拶。 直後に会場を出た。 高崎駅のホームの自動販売機で買った温かいミルクティーを片手に、前回のブログの続きを書く。

 昨日、党本部の総裁室で安倍総理と昼食を食べた。 この時、総理と交わした会話の詳細は、誰にも(ましてやマスコミには)話していない。 政治家・山本一太は、皆が思っているより、ずっと慎重な性格なのだ。(笑)

 さて、新たに設置された「自民党総裁・ネット戦略アドバイザー」の活動の基本コンセプトと具体的な業務の内容は以下のとおり。総理官邸で安倍首相に説明した中身だ。

<活動のコンセプト>

(1)活動の基本は、自民党総裁に「イノベーティブ」(革新的)な発信をしてもらうこと。世界の首脳に一歩先んじたアプローチを検討。モディ首相とのツィッター交信は、山本一太(当時はIT担当相)の提案。新しいSNSを駆使して、他の首脳ともコミュニケーションを繋ぎたい。

(2)総理自身の発信を助けると同時に、自らもネットアドバイザーとして安倍総理の政策や人柄を発信。定例記者会見の実施、メディア出演等を通じてアピールする。

(3)短期的視点と長期的視点が必要。短期的には、総裁からの指示や要請を受けての即応的な対応及び既存のチームへの協力を実施。長期的には、国家としてのネット戦略、アジェンダ設定、発信のプライオリティー等を総裁にアドバイスする。

(4)国家としての最大の課題は(オリンピック対応も含め)サイバーセキュリティー。党内の第一人者である平井特命委員長とも連携を図りつつ、自らも国際会議に出席、情報収集や国際的な人的ネットワークを構築。総理に国際社会の最新の情報と提言を提供。

(5)守備範囲はかなり広い。ネット政策全般に関わる役割。

<具体的な業務内容>

1.安倍政権のネット発信力強化:

(1)様々なツール(ブログ、ウェブTV、twitter、vine等)を動員して、安倍政権の政策、安倍総理のイメージを発信。
(2)総理自身のメッセージ発信を後押し(ハンティントンポスト等への寄稿)。
(3)新しいSNSを含む新型ツールの研究と活用。

2.シンクタンク、国際機関等との連携強化とネットでの発信

(1)国際会議等への出席及び人脈作り。(必要があれば総理に同行。)
(2)ダボス、シャングリラダイアローグ等での舞台設定の補佐。(ダボス、IISS関連フォーラムの沖縄誘致もこの肩書きでフォローする。)

3.在外公館の外交力強化:
 
 ウェブの情報を駆使して、各大使の発信力、在外公館の外交力をチェック。領土担当大臣時代に提言を総理、官房長官、外相に提出済み。

4.IT政策全般に関するアドバイス。特に、サイバーセキュリティー政策の推進。

5.官邸スタッフ、自民党関係部局、関係省庁等との「連絡調整のメカニズム」を構築。

 あ、間もなく東京のアナウンス。 その3では、「ネット戦略アドバイザー」誕生までの経緯を正確に記したい。

追伸:一昨日の午後、さっそく、平井卓也・自民党IT戦略特命委員長を訪ねた。 組織と組織ではなく、同い年の「平井ー山本ホットライン」を作る」ことで合意した。 

 いつものことだけど、平井さんは、本当にハートが大きい。 「あのね、山本さん。総理のために役に立つと思ったことがあったら、あまり周りに相談しないで、自分の感性でどんどんやったほうがいいよ!」だって。 この時の平井ー山本会談については改めて。

 馳浩・自民党広報本部長とは、来週、アポを取ってある。 もともと仲良しの馳さんも、きっとサポートしてくれるだろう。 


「fs山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」