2013年6月23日:パート2

 夕方。 沖縄から東京に向かう飛行機の機中で、キーボードを叩いている。 午後1時過ぎ。 安倍総理と仲井眞知事との昼食懇談会に加わった。 沖縄を代表する知識人の1人で、以前から知事のブレインだった高良副知事も同席した。 仲井眞知事の言葉の端々から、高良副知事に全幅の信頼を寄せていることが伝わって来た。 知事と副知事というより、同志という感じだった。  

 昼食会での会話の中身は書かない。 が、総理と沖縄県知事は、以前よりずっと「率直に意見交換出来る関係」になりつつある。 それだけは確かだ。

 「沖縄全戦没者追悼式」は、午前11時50分にスタート。 総理、衆参の議長に続いて、沖縄担当大臣である自分も献花した。 外務大臣、防衛大臣、厚生労働政務官と並んで花を持ち、祭壇に向かった。 花を献花台に置き、深々と頭を下げた。 献花式のバックに流れていた森山良子さんのバラード「さとうきび畑」が、胸に響いた。 「ざわわ、ざわわ、ざわわ…」

 野外テントの会場は、とにかく蒸し暑かった。 68年前の夏もこんなふうだったのだろうか? 沖縄の人々が経験したあの悲惨な戦争、筆舌に尽くし難い苦しみを忘れてはならないと改めて思った。 与那国小学校1年生の男の子が読み上げた「平和の詩」に深く感銘した。 「へいわって、いいね。ぼくも出来ることから頑張るよ!」

 あ、飛行機が高度を下げ始めた。 

追伸:
1.総理官邸の秘書官たちは、皆、一生懸命、安倍総理を支えている。 それぞれが、「どうしたら総理のためになるか?」を真剣に考えながら、仕事をしている。 きっと総理に対する個人的な思い入れがあるからだ。

2.那覇空港の待合室で、安倍総理としばらく話をした。 「総理のFacebookでの発信、私は絶対にいいと思います!ずっと続けてください!」とお願いしておいた。 


山本一太オリジナル曲「素顔のエンジェル」「マルガリータ」「かいかくの詩」