2012年8月8日

 谷垣総裁は、昨晩中に内閣不信任決議案と問責決議案を出したいと考えていた。 いろいろ情報収集してみたが、間違いないと思う。 自民党執行部は、対応を谷垣総裁に一任したのだ。 総裁の強い意思で、押し切って欲しかった。 一体、誰が「ひと晩待て!」なんて言ったのか…なあ。(ため息)

 昨晩のBS番組に出演した森喜朗元総理が、「(谷垣総裁は)ちょっと頭がおかしくなっているんじゃないか!」と発言した。 この言葉を聞いて、一瞬、耳を疑った。 逆に、森元総理の見識を疑う。(ガクッ) 

 いくら政局が自身の思惑と違う方向に進んでいるからと言って、内閣総理大臣まで経験した自民党の重鎮が、オープンな総裁選挙で選ばれた党の総裁のことを、テレビで「頭がおかしい!」とまで酷評する。 こっちのほうが、よほど異常だと思う。(ガクッX2)

 そう言えば、数日前、ある日刊紙に掲載された記事が、参院自民党国対委員長室で話題になっていた。 その記事によると、森元総理が、「宮沢洋一や世耕弘成の委員会質問のせいで、野田総理のオリンピック開会式への出席がダメになった。宮沢や世耕や山本一太は、何を考えているんだ!」と怒りまくっているそうだ。 

 皆にウケていたのは、オリンピックの質問とは全く関係のない山本一太の名前が、唐突に出現していること。(笑) 真偽のほどは分からないが、同様の話は、他のマスコミ関係者からも聞いた憶えがある。 この記事が事実だとすれば、ずいぶんと「了見の狭い話」だ。(ガクッX3) 

 そういえば、森元首相は、中曽根弘文参院議員会長が誕生した時も、某新聞のインタビューで、中曽根会長を名指しして、悪口を言っていた。 議員会長選挙の結果が、自分の思い通りにならなかったからだ。(ガクッX4)

 ついでに、もうひとつ、言わせてもらう。 森元首相は、「次の選挙には出馬しない。ただし、議員バッジは外しても、政治はやめない!これからも戦い続ける(?)」とおっしゃっているらしい。 正直言って、このコメントにも驚いた。 今だかつて、政界を引退するにあたって、「私は、議員は辞めますが、引退後も、外部から政治的影響力を行使し続けます!」などと宣言した総理経験者がいるだろうか?! 現役は辞めても、政治には関わり続けるというのは、「院政を敷きたい」と言っている様なものだ。(ガクッX5) この種の長老支配みたいなイメージが、自民党凋落の最大の要因ではなかったのか!

 森元首相の引退表明に関する違和感については、改めてじっくり書かせてもらう。 それはともかく、谷垣総裁、断じて「曖昧な妥協」はしないでください!! 自民党が求めているのは、「解散総選挙の確約」なのですから!!

追伸:午前中の民主、自民、公明3党の国対委員長会談で、民主党が「消費税増税関連法案の成立後、近い将来、国民の信を問う」という案を示したそうだ。 ひとことで言うと、「ふざけるな!」って感じだ。(笑)

 え? いったん、民主党側に押し返して、もう一度、新たな回答を待つって?! 昼まで、猶予を与えるって?! だから、待つ必要はないって!(ため息)


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