2012年5月22日:パート4

 数土文夫NHK経営委員長が「東京電力の社外取締役を兼職する」ことについて、自民党は「NHKの中立性を損ねる」という理由で反対することを決めた。 5月15日には、党の総務部会に数土氏を呼び、この方針を伝えている。

 なるほど、法律的(制度的)には、問題ないのかもしれない。 が、公共放送としての中立性を疑われるようなことは、極力、避けるべきだ。 NHKの影響力は、これまでにないほど高まっている。 それだけ、報道機関としての責任が重いということだ。 NHKの経営委員長という立場を、もう一度、よく考えていただきたい。 どうしても東京電力の社外取締役をやりたいということなら、NHKの経営委員長は辞職すべきだと思う。

 夜のTVニュースで、数土経営委員長の記者会見の様子が報じられていた。 数土委員長の「いろいろなことを考えて、私が最終的な判断をする」という言い方は、とても高飛車な感じがした。

 もし、数土氏が兼職の方針を変えないなら、参院自民党は、この問題を徹底的に追及する! 総務委員会にも、予算委員会にも、数土委員長の出席を求めることになるだろう。 参院は、やると決めたら、中途半端なことはしない! そのことだけは、ハッキリと申し上げておく。

 
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