2011年10月24日

 欧州のユーロ危機、カダフィ体制の崩壊...。 世界は大きく動いている。 一刻も早く、この「内幕シリーズ」を終わらせ、本当に発信しなければならないテーマに力を集中したい。 先を急ごう。

 参院自民党3役の1年間の任期(議員会長は3年)は、8月中旬に終了した。 新たな役員人事を諮るための特別総会を前に、3つの派閥から「小坂幹事長の続投には異論を唱えざる得ない。3役全員の留任ということなら、特別総会は紛糾する」というメッセージが、繰り返し伝わって来ていた。

 参院自民党の規定によれば、参院3役は議員会長が指名する。 会長が特別総会に人事案を示し、総会の了承を得て決定するというシステムだ。 当初は、「中曽根会長は3役人事(現執行部の留任)をセットで提案する。そのうちの1人がダメだから認められないというのは、3役全体を承認しないのと同じことだ」と思っていた。 が、参院自民党の内情が分かるにつれて、見方が変わって来た。 

 参院某グループの小坂幹事長の留任に対する反発は特に激しく、この人事を強行すれば、「内部対立は決定的になる」という雰囲気だった。 「執行部として何の失敗もしていないのに、幹事長を代えるのはおかしい」という意見がある一方で、参院自民党の結束を維持するためには「小坂幹事長の交代はやむを得ない」という空気が広がりつつあった。 世耕弘成氏と会って、現状を分析した。 「昨年の議員会長選挙とは構図が違う。なかなか了承を取るのは難しいのではないか?」という結論だった。

 予想どおり、参院自民党の特別総会は荒れた。 過去のブログにも書いたが、反対意見と野次が噴出した。 結論は、次の総会に持ち越された。 そこから「空白の1ヶ月」に突入する。(ため息)

 あ、民主党の川上義博参院議員(予算委員会筆頭理事)がやって来た。 次回のブログに続く。   


直滑降レポートを応援していただける方は、blogランキングへ

山本一太オリジナル曲「マルガリータ」「素顔のエンジェル」無料配信中!