2011年3月27日

 午後8時30分。 高崎から東京に向かう新幹線の車中で、ブログを書き始めた。 今日も「鶴舞う形の群馬県」を飛び回った。 邑楽郡ー館林市ー太田市ー桐生市ーみどり市ー伊勢崎市ー佐波郡玉村町ー前橋市と移動した。 昨日に続き、大勢の有権者と言葉を交わした。

 太田市藪塚地区では、太田選出の若手県議がアレンジしてくれた地元農家との懇談会に出席。 農産物の風評被害を含む農家の現状について話を聞いた。 懇談の前に、地元で採れたホウレンソウ、イチゴ、トマト、スイカを食べた。 どれも新鮮で、美味しかった。

 ホウレンソウの産地である藪塚地区の農協では、毎日、2000ケース(金額にして約500万円)を破棄しているとのこと。 懇談に参加した農家の方々から、悲痛な訴えが相次いだ。 「この地域は、ほとんどがハウス栽培。放射能物質の基準値は下回っているのに、露地栽培のホウレンソウと同じように出荷出来ないのが悔しい!」「風評被害で、他の農産物も売れなくなっている。価格も大幅に下がっている。政府にもっと丁寧に説明してくれるように働きかけて欲しい!」「ホウレンソウで生計を立てている農家にとっては、現金収入の道が断たれ、明日からの生活に困っている。国の支援に頼るしかない!」

  名物の小玉スイカを作っている農家の人たちは、「例年になく素晴らしいスイカが出来たのに、ちっとも売れない。本当に残念だ!」と唇を噛み締めていた。 出荷が止まっているホウレンソウとカキナ以外の野菜も、軒並み価格が下がっている。 板倉町で聞いた話だと、5キロ箱で1600円だったキュウリが、数日で、600円まで下がっているらしい。

 最大の問題は、出荷停止という措置がいつ解除されるのかがハッキリしないことだ。 とにもかくにも、民主党政権には、原発からの放射能を封じ込めることに全力を注いでもらわねばならない。 農家に対する補償に関しては、政府が「補償の対象を風評被害にまで広げる」方針を明らかにしている。 が、具体的な保障の中身が詰まっていない。 この点は、自民党からも、しっかり申し入れていく必要がある。

 あ、間もなく東京のアナウンス。 次回のブログに続く。


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