2010年8月7日:パート2

 昨日の参院自民党議員総会。 「投票の前に、2人の候補者の立会演説会を設けて欲しい。中曽根氏と谷川氏の政治姿勢や政策を全員の前で訴えてもらうことで、新人議員の人たちにも判断の基準が出来る!」(100%正論)という世耕弘成氏の発言に対して、選挙管理委員長を務める岩城光英参院議員がこう答えた。

 「その件については、前回の選挙管理委員会の際にも議論があった。投票までにある程度の選挙期間を確保すべきだという意見や、立会演説会をやったほうがいいという意見もあった。が、逆に、立会演説会は必要ない。そんなことをやると、結束が乱れる。又は、来年の地方統一選挙に影響があるという発言もあった。その上で、今回は立会演説会はやらないという方向で決定した。」

 岩城氏のこの説明に対しては、「それはいくら何でもおかしい!」「今からでも変えればいいではないか!」「届け出から選挙まで3時間もある。演説会なんて、20分もあれば十分ではないか!」といった声が上がった。 え? 怒号が飛び交うほどの雰囲気ではなかった。(笑) 

 ちょっと驚いたのは、世耕氏の発言に対して、「新たに当選した人々」から拍手が湧いたこと。 これは嬉しかった。 そりゃあ、そうだ。 「直近の民意」を一番知っているのは、この人たちだもの!(ニッコリ)

 この続きは、「所信表明も立会演説会もない選挙:その2」で。

追伸:岩城光英参院議員は、誠実でバランス感覚のある人物。 胆力もある。 あの岩城さんがこんな「誰が考えてもおかしい判断」をするなんて、普通では考えられない。 よほどの事情(「派閥の権化」からの圧力?)があったのだろう。


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