2009年5月20日

 午前零時40分。 東京の部屋。 「腹筋と腕立て伏せ」の前に本日最後のブログ(正確には今日最初のレポート)を書く。 ふう。 熱い紅茶を飲むと心が落ち着くのはなぜだろう。
 
 鳩山由起夫・民主党代表の誕生で「民主党の支持率」が回復した。 「次の総理にふさわしい人」のアンケートで、鳩山代表が麻生総理を10ポイント以上、引き離した。 「比例区で投票したい政党」でも、民主党が大きく数字を伸ばした。
 
 明後日の午後、「新しい政治を拓く会」(山本一太のキャッチコピー)が発足する。 自民党のマニフェストに「議員定数削減」と「世襲候補の立候補制限」を盛り込むことを目指すこの「議員連盟」の会長は河野太郎衆院議員だ。 この議員連盟設立の仕掛人であり、「河野太郎氏を会長にする」(ベストの人事)ことを提案した「アニキ」(菅義偉・選対副委員長)の「政治的感覚」には脱帽だ。(パチパチ)
 
 自民党と民主党の「形勢が逆転した」ことで、「同一選挙区からの立候補制限」は意外と「すんなり」決まる気がする。 民主党のマニフェストに入ることが決定している以上、自民党がほおかむりをしたら(間違いなく)「選挙戦」でライバルに突っ込まれるからだ。
 
 より難しいのは「議員定数の削減」かもしれない。 「次の4年間で議員定数を3割(又は4割)削減する」という一文が書けるかどうか? ここらへんが「勝負の分かれ目」になる。 「世襲候補の立候補制限」は世襲政治家が3割強を占める自民党にとって「かなりの痛みを伴う」改革だ。 にもかかわらず、これはあくまで「受け身の公約」であって、民主党が早々と決めた政策を採用しても「起死回生のメッセージ」にはならない! 「過度の期待」は禁物だ。 むしろ、「大胆な議員定数削減」を(民主党に先駆けて)打ち出すことのほうが、国民にはアピールする。 だいいち、「無駄の撲滅と議員定数の削減」なしに、「国民負担」(=消費税増税)を有権者に理解してもらえるはずがない!!
 
追伸:先日、自民党のあるベテラン議員がこんなことを言った。 「3、4ヶ月前は民主党候補に数字で追いつかれて、かなり焦っていた。が、ここに来てようやく世論調査で10ポイントくらいの差をつけることが出来た。少しホッとしたけど、油断は出来ないよね?どう思う?」と。 

 意見を求められて、こう返事をした。 「こんなことを言うと申し訳ないんですが、現時点での10ポイントのリードなんて、全く安心出来る数字ではありません!最近の選挙では10ポイントなんて2週間で動きます。たとえば、2年前の参院選挙においては、告示の数日前に15ポイント勝っていた有力候補が逆転され、落選しました。衆議院議員の組織が参議院議員よりしっかりしているとは言っても、無党派層が本気で怒ったら、どんなに強力な組織もなす術がありません!私は(あらゆる調査で)相手候補に最初から最後までダブルスコア以上の大差をつけていましたが、投票日の直前まで全く気を抜くことが出来ませんでした!」と。
 
 
直滑降レポートを応援していただける方は、blogランキングへ

target="_blank">「チャレンジャーに捧げる詩」の無料ダウンロードはmF247へ