2008年2月15日:パート2




 午後4時半。 東京駅から高崎行きの列車に飛び乗った。 駅の構内にあるカフェで買った熱い紅茶を飲みながら、パソコンのブログ画面に向かっている。 午後6時から前橋市内の4会場で市長選挙の応援演説をやる。 東京に戻るのは夜10時近くになるだろう。

 

 数日前、「新聞販売懇話会」の集まりで隣に座った中川秀直氏が、ニコッと笑いながらこう言った。 「山本さん、あなたのブログで、『中川秀直氏は筋金入りの改革派だ。理由は改めて書く』と言ってくれたんだってね。ある人が教えてくれたよ!」「ええ、中川先生。私は思ったことしか書きませんから!(笑)近いうちに、理由も書かせていただきます!」と応じた。 

 

 昨晩、「自民党洋酒研究会」の会合で顔を合わせた塩崎前官房長官に、「いやあ、先日の党人権問題調査会での塩崎先生のジョークは最高でした。(笑)そう、ここは国土交通部会じゃないから、大丈夫だ(強行はしない)という例の発言のことです」と話しかけると、「うん、あれは面白かったろう?(笑)あなたのブログにも書いてあったよな!」という反応が返ってきた。 

 

 本日の午後1時過ぎ。 議員会館の会議室を出たところに、某社の記者が待ち構えていた。 いきなり、「山本さん、安倍前総理との昨日の昼食、いかがでしたか?」と聞かれた。 「え、何で知ってるの?」と言うと、「さっき、ブログ読みましたから!」だって。(昼過ぎに掲載したばかりなんだけどなあ。) 

 

 午後3時過ぎ。 夕食会のキャンセルを伝えるために連絡した某大手新聞社の記者が次のように話した。「山本さん、先日出版された私の著書のことを、ブログの追伸に書いてくれたらしいですね?知り合いから聞きました。なるほど、視聴率、高いですねえ!」

 

 自分で言うのも何だが、この「ちびブログ」は侮れない! 使いようによっては、永田町の内外に「小さな波紋」を生み出せる「面白いカード」になった。 将棋でいうと、どの駒だろう? ええと、「飛車」でも「角」でもないし、「金」でも「銀」でもない。 あ、自分が一番好きな「桂馬」だ、な。(笑) 

 

 何かあった時は、いつでもどこでも「情報」を飛ばすことが出来る。 「00という人物は、最低の政治ゴロだ!」とか、「00という人間の悪魔の囁きに惑わされてはいけない!」とか、「フィクサー気取りの00は、カゲでこんなことをしている!」とか。 必要なら「実名」を書くことも厭わない。 「悪事」の実況中継だって可能だ。 たとえ名前を言わなくても、「関係者ならスグに分かる」書き方だってある。

 

 政治家は、皆、忙しい。 重要なポストにいる政治家ほど、他の政治家との「直接のコミュニケーション」が不足気味になる。 ましてや、どんなに親しい議員同士であっても、ライバル意識がある。 そこに、よこしまな野心を持つ「第三者」が暗躍する空間が生まれるのだ。 ちょっと腕のいい「デマゴーグ」や「マッチポンプ」なら、2人の政治家の心に(互いに対する)「疑念の芽」や「不信の種」を植え付けるなんて「たやすい作業」だろう。(苦笑) そんな場面に遭遇した時、「直滑降」が威力を発揮する。 

 

 誰が誰にどんなことを吹き込もうと、山本一太の「真意」はここで表現する。 「あの人は優秀だけど、今のままでは一派を形成することは出来ない!」とか、「この人からは何か誤解を受けているようだが、こちらはとても尊敬している!」とか、「あんなこと、こんなことをしてしまって、ごめんなさい!」とか...。 このブログで本音を書けばいいのだ。 そのためにも、せっせと「発信力を高める努力」を続けないと!

 

 政治家になったばかりの頃、ある人がこんなことを言っていた。 「岩の下の泥濘で蠢く虫は、岩をどかして太陽の光に当てれば、途端に動けなくなる!」と。 あ、もうすぐ東京駅。 続きは次回のブログで!

 




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