9月5日:パート2




 午前零時30分。 東京の部屋でキーボードを動かしている。 ううむ。 紫の野菜ジュースが美味しい。 ええと、9月5日のブログの閲覧数は5000ちょっとか。 週の初めは、7000-8000くらいだった感触があるが...まあ、現時点の発信力はこんなもんだろう。

 

 ある「戦闘集団」を率いるカリスマ的リーダーが言った。 「戦(いくさ)で最も大事なのは軍略ではない。兵の士気だ!」と。 「兵の士気を高めるためには、大将自らが矢の届く距離に身を置いて、覚悟を示さねばならない!」とも。 大将に「最後まで戦う気概」があれば、兵は「討ち死に」を恐れずに突っ込んでいける。 が、リーダーに「捨て身の闘争心」がなければ、前線の部隊には「迷い」が生じる。 兵がどれほど必死に頑張っても、戦に勝つことは出来ない。 そこには空しい「空回り」と「犬死に」が待っているだけだ。

 

 明日、国会のどこかで世耕弘成氏と作戦会議をやる。 午後には、飯島前総理秘書官にも(フラリと)会いに行こうと思う。 来週は竹中平蔵教授とも朝食を食べる予定だ。

 

 さて、参院で与野党が逆転して以来、自民党の幹部たちが「民主党との大連立」の可能性を口にするようになった。 安倍総理が続投を決めた際に「総理の退陣」を要求した議員グループの中には「民主党の若手グループも巻き込んだ新党結成まで視野に入れている」かのような発言をした政治家もいた。 が、ハッキリ言って、民主党との大連立も、新党の結成も(現時点では)あり得ないと思う。 

 

 自民党の一部には、テロ特措法に前向きな(?)前原誠司氏等との連携を通じて小沢民主党にプレッシャーをかけ、かつ民主党の分断を狙えるかのような「思い違い」をしている政治家もいないわけではない。 が、これも99%、起こり得ない。 自分は前原誠司氏や枝野幸男氏のことを以前からよく知っている。 前原氏や枝野氏が(この状況下で)「党を飛び出す」ようなことをするはずがない! 万が一、「政界再編」の動きが生まれるとしたら、それは「自民党と民主党が総力を挙げて激突する」次回の衆院選挙の後だろう。 別の言い方をすると、この「地獄のような戦い」に生き残った政治家だけが、政界再編の可能性を語る資格があるということだ。

 

 え? 民主党も選挙の準備が整っていないから、本音では早く選挙をやりたくないんじゃないかって? 少なくとも今度の臨時国会(今年中)では解散に追い込むような動き(たとえば総理への問責決議案の提出)はしないんじゃないかって?? この見方も甘いとしか言いようがない。 小沢党首は今国会で「命がけの勝負」を挑んでくるに違いない。 70くらいの(?)小選挙区でまだ候補者が決まっていないといっても、大部分は「誰を公認するか」が未定なだけで、候補者が見つかっていないわけではない。 加えて、民主党に追い風が吹いている限り、候補者なんて短期間であっという間に擁立出来る。 2年前の「郵政解散」の時は、ほんの1ヶ月であれだけの数の候補者を次々に発掘したのだ。 

 

 何度も言うように、早期の解散総選挙は与党にとって「何としても避けたい」シナリオだ。 来年の洞爺湖サミットが終わるまで引っ張れるのなら、それに越したことはない。 が、これは恐らく無理だろう。 安倍政権を襲っている「負の連鎖」が、政治情勢の変化を加速させている。 思った以上のスピードで追い込まれていく可能性が高い。 その時は堂々と受けて立ち、国民の審判を仰げばいい。 

 

 「年内の総選挙」は現実の可能性としてそこにある。 この最悪のシナリオを想定しながら、早急に選挙戦略を組み立てないと。 そして、たとえ年内に選挙があったとしても、民主党は全ての小選挙区に「候補者」(多くの若くてフレッシュな新人たち)を揃えてくる。 そう考えていたほうがいい。 次回の総選挙は両党の存亡をかけた「総力戦」になる。 まちがいなく!! いよいよ「一太号バージョン2」の出番がやってくるということか。 幸か不幸か、「永田町の応援男」は、もうこの時点で引っ張りだこだもの!!






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