5月29日:パート2




 午後8時。 熊谷駅から東京行きの新幹線をキャッチした。 パソコンのキーボードを叩く手に軽い痛みが残っている。 一生懸命、握手をした証拠だ。

 

 午後6時10分。 館林市長の後援会主催によるゴルフコンペ懇親会が始まる前に、4月に当選したばかりの新市長と(別室で)2人で会った。 15分ほど話をした。 会話の内容は書かない。 が、改めて思った。 「ああ、やっぱり懐の広い人だなあ!」 

 

 懇親会の参加者は約300名。 中曽根弘文参院議員の夫人と同じ来賓テーブルに座った。 後援会の方々のご厚意で、(慣例を破って)「短い挨拶」(=選挙のお願い)をさせてもらった。 乾杯後、すべてのテーブルを回り、出席者全員と握手を交わした。 握手をしたほとんどの人が、「頑張れよ!」「応援するよ!」と言ってくれた。 幾つかのテーブルでは「携帯の記念撮影」もあった。

 

 今日も一日、松岡農水大臣のことが頭を離れなかった。 考えれば考えるほど、「自殺の理由」がよく分からない。 あれほど「負けず嫌い」で、政治家として「数々の政局」を生き抜いてきた松岡大臣が、こんなにも簡単にポキッと折れてしまうなんて! そうは言っても、これだけマスコミや野党から批判され、それが連日のように報道されたら、地元のご家族だって「辛い状況」になっていたかもしれない。 選挙区の支持者に動揺が広がっていたとしても不思議はない。 「せっかく念願の農水大臣になったのに、なかなか本来の実力を発揮出来ない!」という苛立ちもあったろう。 意気に感じるタイプだけに、「抜擢してくれた安倍首相に申し訳ない!」と自分自身を攻めていた可能性もある。

 

 松岡大臣の「苦悩」や「心の葛藤」がどれほどのものだったのか、本人以外には分からない。 自分が同じ立場だったら、精神的にズタズタになっているかもしれない。 本当にお気の毒だとは思うが、それでも、最後まで頑張っていただきたかった。 安倍首相は、一貫して松岡農水大臣をかばい、農政の手腕に期待していたのだ! 酷な言い方かもしれないが、松岡大臣を信頼していた「総理の気持ち」に応えて、苦しくても踏ん張ってもらいたかった。 ご自身のために、大切なご家族のために、そして安倍総理のために!!!

 

 あ、もう東京か。




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