1月22日:パート2




ギザギザだから意味がある




 午後7時20分。水道橋の中央大学キャンパスの学食で鳥唐揚げ定食を食べた。ふう、少し落ちいた。あと15分で講義が始まる。その前にエネルギーを補給しておかないと。今回は4回シリーズの最後の講義。「政治リーダーの条件」をテーマに30分ほど話し、あとは学生たちにディスカッションをしてもらうことにしよう。

 

 さて、「チーム山本」のメンバーは11名。「山本一太事務所」という組織の中の秩序とはまた別の次元で、自分はこの11人と、直接、繋がっていなければならない。山本一太という人間を中心に、11個の細胞が同じ太さのネットワークで連結されている。そんなイメージだ。

 

 このネットワークからは(たとえ「不愉快な話」であっても)、出来るだけ「ギザギザの情報」(=自分に対する批判や悪口)を収集するように心がけている。誰にでも評判のいい人間なんて(ましてや政治家なんて)いるはずもないが、「出所」が分かれば早く対処出来る。秘書が政治家のご機嫌をうかがって「耳あたりのいい話」ばかり報告するようになったら、おしまいだ。特に、選挙を前に「裸の王様」になったら元も子もない。当然のことながら、スタッフからもたらされる情報をすべて「鵜呑み」にするようなことはしない。自分なりに解析してからインプットする。が、あらゆる発言には必ず背景があり、意味がある。「ギザギザの情報」には、地域のムードを読み取るための貴重なヒントが隠されている。

 

 それにしても、選挙を控えた国会議員は(いつにもまして)「孤独な存在」だ。様々な意見に耳を傾けながら、最後はすべて自分で決断しなければならない。まあ、だからこそ、やりがいがあるんだけど。あ、そろそろ11階の教室に向かわないと。続きは次回のレポートで。

 

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