ゴールデンウィークが終わった。約10日間、幾つかの「特別イベント」に参加した時間を除いて、朝から晩まで政治のことを考え続けた。いつもなら間違いなくアメリカか韓国に飛んでいるはずのこの時期に「隠遁生活」を送った。もちろん、遊んでいたわけではない。

 

 5月末まで、自分の政治目的を達成するために必要なこと以外は一切やりたくない。(*すべて後回しにする。)政治家として「やらねばならないこと」にエネルギーのすべてを集中する。この2週間はもしかするとこの10年で最も重要な時期になるかもしれない。

 

 小泉総理が外遊先の同行記者との内政懇談会で、「派閥単位で候補者の調整をするのは難しい」という意味の発言をした。全く同感だ。同じ派閥から複数の候補者が立とうが、違うグループから何人出ようが、いいではないか。ポスト小泉を担う志と情熱と使命感のある政治家は、すべて総裁選挙に立候補すべきだと思う。国民や党員の前で堂々と国家ビジョンを競い合ってもらいたい。自民党にとっても、そして日本の政治にとっても、それが「ベストシナリオ」だと思う。