午前5時。激痛で目が覚めた。気がつくとソファーの上だった。「あいたた、痛い!」両足のふくらはぎが時間差で「痙攣」を起こしていた。ソファーから絨毯の上に転げ落ちて背中を打った。「うっぷ!」(プロレスのボディースラムを受けたような衝撃だ。)そのまま、何とか膝を曲げ、両足の指を引っ張りながら苦痛と戦った。冷や汗をかきながら、思った。「くそっ!ソファーで眠り込んでしまったのがまずかった。冷えたんだな。」さらに自分を励ました。「こんな足がつったくらいの痛み、ハンサングンに比べたら、大したことない!」

 

 昨晩のテレビ番組「宮廷料理人チャングムの誓い」(第27話?:偽りの自由)で、チャングムの亡き母の親友であり、彼女にとってスラッカン(宮廷)での心の支えだった「ハンサングン」が死んだ。「チェ一族」の陰謀により無実の罪で牢に入れられ、流刑地に追い立てられる途中のこと。チャングムに背負われたまま息を引き取るという設定だった。チャングムの背中に揺られながら、ハンサングンがつぶやく言葉が胸を打った。「チャングム、皆はお前のことが分かっていない。お前の本当の素晴らしさは、人より秀でていることではない。どんな困難にあっても、あきらめずに立ち上がる、その逞しさなのよ…」

 

 毎週土曜日の夜。「チャングムの誓い」から目が離せない。別にNHKからお金をもらってるわけじゃないけど(笑)、政治家必見のドラマだと思う。特に新人議員には全員、「チャングムの誓い」を見ることをおすすめしたい。激しい権力闘争の中で苦しみ、翻弄されながらも道を切りひらいていく主人公の姿にきっと勇気をもらえるから。

 

 この時代に権力闘争に敗れたら、死罪か流刑だ。これに比べたら、毎週、派閥の会長に怒られるとか、選挙の公認を外すと脅かされたりとか、選挙に出られないとか負けるとかなんて大したことではない。責具で拷問されることもないし、島流しにされるわけでもないし、打ち首になるわけでもない。

 

 ハンサングンはチャングムに、「いつかスラッカン(宮廷)に戻ってちょうだい」という遺言を残した。来週から再び、チャングムの新しい戦いが始まる。議員バッジ(身分)を奪われて遠方の地に追いやられても、それで人生が終わるわけではない。もう一度、宮廷(スラッカン=永田町)に戻って陰謀を暴くことだって出来るかもしれない。なにしろ、ドラマと同じように王(安倍首相?)に人徳があるのだから!(笑・笑)

 

 あ、もうこんな時間(午後4時)か。バカなこと書いてないで、大事な仕事に戻ろう。

 

追伸:昨晩、最後に時計を見た時は…たしか午前2時30分だった。ふくらはぎの痙攣から回復するまでに要した時間は30分。その後、布団の中で目が覚めたのは昼近くだった。「報道2001」も「サンデープロジェクト」も見逃してしまった。後で内容をチェックしてみよう。